10年11月18日 木曜日 11/18・各社社説
今日の重複している社説は
7月の参院選の1票の格差は、最大5・00倍あった。
「法の下の平等を定めた憲法に違反する」と東京高裁で判決が出たことに対する社説が3社
小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った微粒子が、小惑星イトカワ二関する社説が3社
仕分けに関する社説が2社・ビデオ流出問題関連の社説が2社あった。
考えると一票の格差が5倍あることは、一人の信任しか得ておらない候補が5万人の信任を得た候補に勝つという、有ってはならない事がおこるのだ。
国会議員になると、議員個人が有利になっている法案は迅速だが、今回のように五万票より一万票で当選した議員が多い現在議員構成では重い腰を上げようとはしないのが現在の議員たちだろうと庶民感覚ではそう思わざるを得ない。
朝日新聞(社説)
その1
スー・チーさん―対話こそが民主化の一歩(ここからお入り下さい)
ミャンマー(ビルマ)の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんは、民主化勢力に団結を、軍事政権には対話を呼びかけた。
13日に自宅軟禁から解放され、7年半ぶりの演説である。それ以前を含めると、不当に自由を奪われていた時間は計15年に及ぶ。
軍政は今後、彼女の政治活動や言論の自由を保障しなければならない。
その2
イトカワの砂―あっぱれを、次の宇宙へ
日本の小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った微粒子が、小惑星イトカワのものであることが確認された。
月より遠い天体に着陸し、採取した物質を人類が手にするのは初めてのことだ。宇宙探査の歴史に残る快挙といっていい。
読売新聞(社説)
参院1票の格差 早急な是正を迫る高裁判決(ここからお入り下さい)
遅々として是正されない「1票の格差」について、裁判所が改めて警鐘を鳴らした。
7月の参院選における選挙区選の定数配分は、法の下の平等などを定めた憲法に違反するかどうか。それが争われた5件の訴訟の判決が東京高裁で言い渡された。
結論は、1件が「違憲」、4件が「合憲」と、審理した裁判官によって判断が分かれた。
ビデオ流出問題 閣僚も政治責任を免れない(ここからお入り下さい)
尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件のビデオ映像流出は、誰に責任があるのか。
ネット上に映像を投稿した神戸海上保安部の海上保安官はもちろんだが、保安庁幹部や閣僚もその責めを負うのは当然である。
毎日新聞(社説)
「1票の格差」違憲 参院は年内に是正策を(ここからお入り下さい)
民主党が敗れた7月の参院選の1票の格差は、最大5・00倍あった。
「法の下の平等を定めた憲法に違反する」として、東京都内の有権者が訴えた裁判で、東京高裁が参院選として初めて違憲と判断した。
判決は「国会議員は全国民を代表するものとして選挙されるのだから、地域代表的側面が投票価値の平等を著しく侵害することは憲法上許容されない」との考え方を示した。
仕分け」に区切り 結果の総括を忘れずに(ここからお入り下さい)
政府の行政刷新会議による事業仕分け第3弾の後半戦が行われている。これまで廃止や見直し判定を受けながら従わずにいる事業の「再仕分け」がテーマで、昨年11月からの一連の作業は区切りを迎える。
産経新聞(社説)
防衛次官通達 菅政権は言論封殺するな(ここからお入り下さい)
尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をきっかけに、菅直人政権の下で情報統制が進められている。自由と民主主義を基軸とする現代日本社会の根源的な価値を否定しかねない危険な兆候であると指摘したい。
とりわけ見過ごせないのは、自衛隊施設での民間人による政権批判の封じ込めを図った「隊員の政治的中立性の確保について」と題する防衛事務次官通達だ。
イトカワ微粒子 世界へ「はやぶさ」効果を(ここからお入り下さい)
微粒子は、やはり小惑星「イトカワ」の表面物質だった。約60億キロの宇宙の旅をへて小型探査機「はやぶさ」が地球に届けた回収容器内の物質の素性が判明した。
約1500個の微粒子は直径100分の1ミリ以下のサイズだったが、電子顕微鏡による観察で、カンラン石や輝石などであると分かった。
日経新聞(社説)
仕分け迷走が映す予算編成の軸のなさ(ここからお入り下さい)
行政刷新会議の事業仕分けが迷走気味だ。各府省庁や独立行政法人の事業について、これまでに「無駄が多いので廃止」「効率的な手法に見直し」などと判定したのに、2011年度予算の概算要求で名を変えて復活する例が増えている。
欧州の再波乱が発する警告(ここからお入り下さい)
世界の金融市場が再びざわついている。アイルランドでは信用不安が募り欧州連合(EU)などが支援策の協議に入った。中国の金融当局はインフレ警戒の姿勢を強め、金利再引き上げの観測が浮上した。投資家の運用姿勢は慎重になり、世界各国で株式や商品相場が弱含んだ。
東京新聞(社説)
参院定数訴訟 『一票の格差』正すとき(ここからお入り下さい)
今夏の参院選をめぐる「一票の格差」訴訟で、東京高裁は二つの法廷で「違憲」と「合憲」に分かれた。ただし投票価値の大きな不平等はともに認めている。国会は速やかに是正に動きだすべきだ。
「憲法違反」と断じた判決は、「一票の格差」の問題を放置してきた国会の怠慢をまさに厳しく〓責(しっせき)するものだ。参院のみならず、衆院の議員も、この判断を重く受け止めねばならない。
そもそも投票価値の平等は、憲法が定めた「法の下の平等」などの規定で要請されているものだ。今年の参院選で最大で五倍もの格差があったということは、ある人が「一票」を持っているのに、ある人は「〇・二票」しかないのと同じである。
イトカワ微粒子 科学の自信取り戻そう(ここからお入り下さい)
探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」の微粒子を大量に捕捉していたことが分かった。世界初の快挙だ。最近、勢いが見られないわが国の科学技術に自信と活力を取り戻すきっかけにしたい。
木曜日 11/18・朝日朝刊切り抜き(ここからお入り下さい)
今日の重複している社説は
7月の参院選の1票の格差は、最大5・00倍あった。
「法の下の平等を定めた憲法に違反する」と東京高裁で判決が出たことに対する社説が3社
小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った微粒子が、小惑星イトカワ二関する社説が3社
仕分けに関する社説が2社・ビデオ流出問題関連の社説が2社あった。
考えると一票の格差が5倍あることは、一人の信任しか得ておらない候補が5万人の信任を得た候補に勝つという、有ってはならない事がおこるのだ。
国会議員になると、議員個人が有利になっている法案は迅速だが、今回のように五万票より一万票で当選した議員が多い現在議員構成では重い腰を上げようとはしないのが現在の議員たちだろうと庶民感覚ではそう思わざるを得ない。
朝日新聞(社説)
その1
スー・チーさん―対話こそが民主化の一歩(ここからお入り下さい)
ミャンマー(ビルマ)の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんは、民主化勢力に団結を、軍事政権には対話を呼びかけた。
13日に自宅軟禁から解放され、7年半ぶりの演説である。それ以前を含めると、不当に自由を奪われていた時間は計15年に及ぶ。
軍政は今後、彼女の政治活動や言論の自由を保障しなければならない。
その2
イトカワの砂―あっぱれを、次の宇宙へ
日本の小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った微粒子が、小惑星イトカワのものであることが確認された。
月より遠い天体に着陸し、採取した物質を人類が手にするのは初めてのことだ。宇宙探査の歴史に残る快挙といっていい。
読売新聞(社説)
参院1票の格差 早急な是正を迫る高裁判決(ここからお入り下さい)
遅々として是正されない「1票の格差」について、裁判所が改めて警鐘を鳴らした。
7月の参院選における選挙区選の定数配分は、法の下の平等などを定めた憲法に違反するかどうか。それが争われた5件の訴訟の判決が東京高裁で言い渡された。
結論は、1件が「違憲」、4件が「合憲」と、審理した裁判官によって判断が分かれた。
ビデオ流出問題 閣僚も政治責任を免れない(ここからお入り下さい)
尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件のビデオ映像流出は、誰に責任があるのか。
ネット上に映像を投稿した神戸海上保安部の海上保安官はもちろんだが、保安庁幹部や閣僚もその責めを負うのは当然である。
毎日新聞(社説)
「1票の格差」違憲 参院は年内に是正策を(ここからお入り下さい)
民主党が敗れた7月の参院選の1票の格差は、最大5・00倍あった。
「法の下の平等を定めた憲法に違反する」として、東京都内の有権者が訴えた裁判で、東京高裁が参院選として初めて違憲と判断した。
判決は「国会議員は全国民を代表するものとして選挙されるのだから、地域代表的側面が投票価値の平等を著しく侵害することは憲法上許容されない」との考え方を示した。
仕分け」に区切り 結果の総括を忘れずに(ここからお入り下さい)
政府の行政刷新会議による事業仕分け第3弾の後半戦が行われている。これまで廃止や見直し判定を受けながら従わずにいる事業の「再仕分け」がテーマで、昨年11月からの一連の作業は区切りを迎える。
産経新聞(社説)
防衛次官通達 菅政権は言論封殺するな(ここからお入り下さい)
尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をきっかけに、菅直人政権の下で情報統制が進められている。自由と民主主義を基軸とする現代日本社会の根源的な価値を否定しかねない危険な兆候であると指摘したい。
とりわけ見過ごせないのは、自衛隊施設での民間人による政権批判の封じ込めを図った「隊員の政治的中立性の確保について」と題する防衛事務次官通達だ。
イトカワ微粒子 世界へ「はやぶさ」効果を(ここからお入り下さい)
微粒子は、やはり小惑星「イトカワ」の表面物質だった。約60億キロの宇宙の旅をへて小型探査機「はやぶさ」が地球に届けた回収容器内の物質の素性が判明した。
約1500個の微粒子は直径100分の1ミリ以下のサイズだったが、電子顕微鏡による観察で、カンラン石や輝石などであると分かった。
日経新聞(社説)
仕分け迷走が映す予算編成の軸のなさ(ここからお入り下さい)
行政刷新会議の事業仕分けが迷走気味だ。各府省庁や独立行政法人の事業について、これまでに「無駄が多いので廃止」「効率的な手法に見直し」などと判定したのに、2011年度予算の概算要求で名を変えて復活する例が増えている。
欧州の再波乱が発する警告(ここからお入り下さい)
世界の金融市場が再びざわついている。アイルランドでは信用不安が募り欧州連合(EU)などが支援策の協議に入った。中国の金融当局はインフレ警戒の姿勢を強め、金利再引き上げの観測が浮上した。投資家の運用姿勢は慎重になり、世界各国で株式や商品相場が弱含んだ。
東京新聞(社説)
参院定数訴訟 『一票の格差』正すとき(ここからお入り下さい)
今夏の参院選をめぐる「一票の格差」訴訟で、東京高裁は二つの法廷で「違憲」と「合憲」に分かれた。ただし投票価値の大きな不平等はともに認めている。国会は速やかに是正に動きだすべきだ。
「憲法違反」と断じた判決は、「一票の格差」の問題を放置してきた国会の怠慢をまさに厳しく〓責(しっせき)するものだ。参院のみならず、衆院の議員も、この判断を重く受け止めねばならない。
そもそも投票価値の平等は、憲法が定めた「法の下の平等」などの規定で要請されているものだ。今年の参院選で最大で五倍もの格差があったということは、ある人が「一票」を持っているのに、ある人は「〇・二票」しかないのと同じである。
イトカワ微粒子 科学の自信取り戻そう(ここからお入り下さい)
探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」の微粒子を大量に捕捉していたことが分かった。世界初の快挙だ。最近、勢いが見られないわが国の科学技術に自信と活力を取り戻すきっかけにしたい。
木曜日 11/18・朝日朝刊切り抜き(ここからお入り下さい)