ばーばの独り言

愛する娘へ。孫と過ごす喜びと身辺の出来事

☆ 雪の銀山温泉「暮れなずむ街の灯り」

2006-03-08 02:02:00 | お出かけ
    この写真はkmkさんが2月に旅行した時に撮った写真です。
    題名は「暮れなずむ街の灯り」。
    暮れていく湯の町の情緒が胸に迫り、ご本人の承諾を得て掲載させて頂きました。

友人のkmkさんから2月にメールを頂きました。 
「先日銀山温泉に行って来ました。」という言葉と共に写真が送られて来ました。
雪景色を背景に、旅館街には灯りがともりはじめ、橋の下の澄んだ川も夕暮れに沈みかけている。

そんな情景の写真を眺めていると、様々なことを連想してしまいます。
寒空の散策から、暖かい旅館の中に一歩入ると、そこは別世界。 
暖かいお部屋と、温泉と、美味しい料理が約束されている。
だから雪の中のお散歩も返って温泉旅館の良さを引き立てているのです。

暖かい旅館の中では夕食に向けて、忙しく立ち働いている人たちの張り詰めた気配。 
厨房のそばを通ると汁物や焼き物の香ばしい匂い。
期待に胸を弾ませて、まずは、一風呂。
今でも、源泉そのままの掛け流しをしているのでしょうか?

雪に閉ざされた冬、新緑の季節、夏の強い日差しの時、秋の紅葉。
銀山温泉の四季を感じに現地に行ってみたい。
思いは果てしなく、雪の山形へ銀山温泉へと飛んで行きます。



◇ 私の銀山温泉
常に現在の出来事、出会い、kmkさんの写真を観て感激、ksさんのブログの写真を
観て連想、と今の私は、現在と過去の間を行ったり来たりしています。
現在の感激には、過去の懐かしい思い出が裏打ちされているのです。

14~5年前に、ツレアイの母方の家の法事に家族4人で山形に出かけました。
法事を済ませた後に、親戚一同銀山温泉に向かったのです。
2~30人ほどの大人数だった事を覚えています。
季節は写真と違って夏でしたが、銀山温泉に着いたときは、大正ロマン溢れる
光景に嬉しい驚きを覚えたものでした。

到着すると直ぐに女性陣は、誘い合わせてお風呂に向かいました。
湯船の中には緑色やこげ茶色の小さな塊が浮かんだり沈んだりしています。
「これは何?」と疑い深そうな顔をして聞くと『湯の花』ですって。
最初は「ゴミ?」とギョッとしましたが、よ~く見ると如何にも霊験あらたか
、いえいえ、効能豊か、という感じでこれぞ掛け値なしの源泉掛け流しか・・・
と大いに感服した次第。

今でも、野趣たっぷりな源泉を使っているのでしょうか?
宿によって源泉が違うのかも知れませんが。

翌日は、午前中に近くの銀山鉱洞への道を散策。
季節は夏なので緑豊かです。 白銀の滝、長者が池など見所があります。
坑道を見学(?)したあとは、清明な銀山川に沿って旅館までの戻り道をブラブラと散策。
川を覗き込んで魚を探していた私は、「ドボン!」と川の中に落ちていました。
 
「えっ?」なぜ川の中に立って居るのか状況を掴めない私。
みんなの呆然とした顔。 
滅多に会わないツレアイの親戚の前で(いくら何でもそりゃないよ!)と焦りまくる私。

浅い川だったので全身水浸しには至らず、膝上15センチほどフレアースカートの
裾を濡らしたのとサンダルが濡れただけで済みましたが、裏地までびしょ濡れでした。
幸いにも立ち姿のまま滑り落ちたので、転ばずにすんだのでしょうね。
 
一同の気の毒そうな視線! 
(こんな所まで来て落ちなくても。)と困惑する子ども達の顔。
夏でも冷たかったよ~。

白地に黒い水玉の薄手のワンピースの素材はポリエステルだったので、濡れた
スカートのままスタコラ歩きました。
歩くたびにポタポタとしずくが落ちて。
それでも薄手の女物は渇きが早く、温泉街の土産物屋に入る時には傍目には
濡れているのが分らない位になりました。
そのままお土産を選んでお部屋に戻り、お風呂に一直線!

私の銀山温泉は「ドボン」が忘れられない思い出になりました。




白銀の滝




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