ばーばの独り言

愛する娘へ。孫と過ごす喜びと身辺の出来事

☆ 水槽の小動物たち(7 )脱皮と死

2006-04-04 08:11:58 | 小動物
4月4日午前7時30分
昨日は留守にしていたので、朝起きてまずはじめに「今日も元気かしら?」と
水槽を見たら、ザリくんが引っ繰り返っていました。
急いで中を覗き込むと仰向けに転がっています。
死んでいるのか?と横にあるポンプを退けると、手足を動かしたけれど起き上がる
気配はありません。

もしかして脱皮か?と頭と尾の間を見たら、隙間が開いていました。
まさに脱皮中なのですが上手くいかない様子。
このまま脱皮に失敗して息絶えることも考えられます。
今は静かに見守るしかないようです。
頑張れ、ザリ君!

午前8時30分
それにしても時間が掛かり過ぎ。
1時間は経っているのに、脱皮はちっとも進んでいません。最初と同じ状態です。
ザリ君、あなたはウチの水槽の、小さくても王様なのだから死んでは駄目なのよ。
脱皮を成功させてね。
頑張れ!頑張れ!


正午12時
私が脱皮に気が付いてから4時間半も経ちました。 
もう駄目かと水槽を覗きに行ったら髭がピクピク僅かだけど動いていました。 
殻も盛り上がってきているようなので、天敵がいない(脱皮中のザリガニは仲間が天敵)ので、このまま脱皮出来るかも。

体力が持つかどうかが鍵だと思いますが。
完全に仰向いた姿は死んでるみたいだけど、小さい口のそばの又小さいヒレ?は
動いているのです。


13時20分
もう少しで6時間。
さっき力を振り絞って身動きしたけど、脱皮は出来ませんでした。
このまま脱皮できずに終わりそうです。


16時00分
まだウチのザリ君は脱皮しようと頑張っています。
かなり胴体と尾鰭が離れて来ました。
胴体の殻が前より盛り上がってきていますが、助けたくても助けられない。
近づいて来るカワニナを排除するくらいが関の山です。

力尽きたりしませんように


22時
ザリ君がついに力尽きて動かなくなりました。
時々もがきながらも脱皮しようと努力していた時は、甲羅と尾鰭の間が徐々に開き甲羅も盛り上がっていたのに、ザリが力尽きてからは縮んでしまいました。

時間にして、多分14~5時間連続して頑張ったこの子を
「ご苦労様、もう楽にして良いのよ。」とねぎらいたい。
ザリ君との5ヶ月、私は慰められたよ。ウチに来てくれてありがとう。
明日はまだ水槽の中に居てね。
孫のクーくんがお別れに来るからね。


4月5日
午前中に始業式を済ませた孫がやって来ました。
動かないザリ君を見て「お墓に埋めてあげようね。」というので考えました。
あんなに帰りたがっていた小川の近くに埋めてあげようと。
冷凍庫に入れておいてアサザ池に行く日に連れて行くつもりです。








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2 コメント

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素敵なブログをありがとう! (桜草)
2006-04-25 23:55:02
今日の貴女の悲しさ・寂しさを考えただけで辛く苦しくなります。貴女の側に寄り添いたくて、あなたの今までのブログにお邪魔することで・・・貴女の手をしっかり握っているような気持ちを頂きました。

今日、あらためて読んだ「水槽の小動物たち(7)」とてもとても悲しいです。と同時にkkさんの優しさが文章のあちこちから伝わってきて、ザリ君とても幸せだったと思いました。小山田緑地に帰ったザリ君・へ私からもお礼の言葉とお花を捧げたいです。1回~ず~っと楽しませて頂きましたもの。

何かとっても不思議なものを感じます。

4月5日始業式の日にザリ君とお別れして、23日に帰りたがっていた清流の池にやっと戻って、一件落着・・。

した矢先に「しばらく更新出来ないかも」という

淋しいブログを開きました。

「すべてのことに時がある」先日知ったばかりの聖書のことば、何事にも時があり、天の下の出来事にはすべて定められた時がある・・・。でしたよね。

 どうぞじ~っと手を合わせて他の事は考えないで

その方のことをしっかり思う存分受け止めてください。また何時の日かブログを覗きますね。
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ご心配掛けてごめんなさい。 (kk)
2006-04-30 02:56:07
今、私はどんな「時」なのかと改めて読み直しました。死ぬ時、失う時、放つ時、愛する時、憎む時、

すべてが思い当たるような気がして切ないです。
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