☆ 忙しい一日

忙しい一日、と題しましたが「盛り沢山な一日」が正しいようで。

今日と言っても１０日のことですが、
私にとっては近来にない忙しい一日を過ごしました。
この日は朗読の基礎講座、全１０回の内の９回目。

その講座が始まる前の２時間、朗読仲間６人と昼食を共にしました。
いつも終わるのが夕方の５時半過ぎ。
大半が主婦の方なので、皆さん急ぎ家路に着きます。
だから席の近くの方を誘って、懇親と情報交換。

最初の頃はみなさん、ひやっとした感じでしたが
毎週火曜日お会いして、顔を見慣れているうちに
ニッコリ笑顔が出るようになり、駅までの５～６分の帰り道に
少し会話をするようになりといった具合で食事会になりました。
　
この日の講座は、専門の方が立ち会ってNHKの白神山地の映像の上に
私たち各自のナレーションをかぶせて、ビデオテープ、ないしはDVDに
とってくれました。
自分の入れたナレーション（映像付き）の持ち帰り！

それが終わった後、夕方６時半から渋谷文化村にあるオーチャードホールで
「小児がん征圧キャンペーン」
　生きる２００７
小児がんなど病気と闘う子供たちとともに
　森山良子　with FRIENDS

にツレアイと行って来ました。
出演は森山良子　彼女が司会、進行役も勤めます。
FRIENDS　は　
より子　彼女は小児がんのため２歳から５歳まで闘病生活をしていたそうです。
谷村新司
韓国の歌手、シン・スンフン

より子は、「大切な人を思い浮かべて聴いて下さい」
そう言ってピアノを弾きながら歌いました。


谷村新司は「最初からぶっ飛ばしていいですか？」と森山良子さんに
聞いてから　”チャンピオン”を歌いました。
確かにこの歌なら最初から　ぶっとばし　です。

観客に呼びかけて「手拍子をして下さい。」
気軽に手拍子をしていたら
「手拍子の手を肩の上に上げてください。５０肩には効き目があります！」
そこ、ここで小さな笑いが起こり、和やかな雰囲気が流れ
みんなつられて手を持ち上げ、頭の上で手拍子をします。
「歌が終わるまで４分半です。ずっとそのままでいてください。」
ええーっ！
チャンピオンの間奏の時に呼びかけて来ます。
「疲れた方は下ろしてけっこうです」　私はまだ疲れていない！
さんざん手拍子させた後に、
「あと３分です！」
うそー！？
結局、私は歌の間中ずっと手を上げたまま、手拍子を続け曲が終わるまで！
谷村新司に乗せられてしまいました。
私の前に居た方たちのグループも頑張っていました。みなさんもすごい！

彼は観客を引っ張り込むのが上手で、手拍子で曲に参加させ、
「ご一緒に！」といって曲の歌唱指導をして一緒に歌わせてくれます。
他の方のコンサートに行っても中々歌えるものではありませんが
彼は場慣れの仕方がまったく違うようで、自然に参加できるのです。
この日４曲、参加して歌いました。
一緒に歌った曲名は「良い日旅立ち」しか覚えていませんが。
ただ聴いて、拍手をしているだけのコンサートより
一緒に舞台を盛り上げて参加出来るステージの楽しいこと！

シン・スンフン
白いスーツ姿で出て来ると何故か突然ブルーのペンライトが
客席に多数現われました。
嬌声まで飛び交い！！！
熱気凄かったです。　私が知らなかった世界でした。


一部は終わり二部に入る直前、２階席の左側にカメラの三脚が立ち並び
カメラマンらしき人たちが反対側を見つめています。
さてこそ！　と私たちも２階右手側のドアをみつめました。
皇后美智子様がおみえになりました。
私は、いいえ　私たちほぼ全員は
我知らず立ち上がり、夢中になって拍手をしておりました。
美智子様とそれほど変わらない年齢の者が多い私たち観客は
「わあ～、きれい！」「わあ～すてき！」
「オーラがある！」
口々に感嘆の声を上げ、手を振っておりました。
その気品！　その美しさ！
美智子様が今まで過ごして来られたご苦労の日々を想像し、
それでもそのご年齢の自然体で飾らない美しさに感動しておりました。
隣の席の友人が「真珠みたいな方！」と言いました。
その表現がピッタリで本当に日本の真珠のよう方だと。
その他に連想するのは紬でしょうか。

若くて知識も無く、世間知らずでただ生意気だった中学時代の私は
「皇室なんていらない」
今から思うと冷や汗な事を言っておりましたが
この日は文句無く美智子様に魅了され感動していました。

二部が始まり、ステージの熱気はあがり、私から１０ｍも離れていない客席で
美智子様も熱心に拍手をなさっていました。

美智子様を見送って、ステージが終わり外に出たのは夜の９時半頃でした。


夜食は駅に行く道すがらの「壁の穴」でスパゲティ。

この日は友人夫妻の招待でした。
これでは自分達が募金したことにはならないね。
来年は自分達でチケット買おう！
楽しくて一緒に募金も出来るならこんな良いこと無いよね。

と夜の道を人込みに押されながら駅に向いました。