NHKで「小椋佳・63歳のメッセージ」を観た。
最初の歌は「シクラメンのかほり」
懐かしい!
テレビから流れるその曲を最初に聴いたのは布施明の歌だった。
今までに聴いたことのない新鮮な曲で、目が覚めるような思いがした。
曲を作ったのはシンガーソングライターの小椋佳だという人だとは後で知った。
1年後の1976年、小椋佳の初めてのコンサートをNHKで放映。
私は37歳。娘が1970年生まれなので6歳のころ。
彼は自分は人前に出る顔ではない、と思っていたらしい。
そのときの事を思い出すと、確かに芸能人顔ではないと思ったが
歌声は優しく詩も優しく、人の心に染み渡っていったと思う。
しみじみと澄んだ声の シクラメンのかほり を聴いていた。
そしてまたまた新鮮な驚きに打たれていた。
あの頃、好きだった歌手は、
小椋佳、井上陽水、因幡晃
CDではなくてカセットテープの時代だった。
井上陽水の曲はスピードの速いエレベーターで上下しているような感じ。
因幡晃は悲しくも切ない恋をしているような感じ。
小椋佳の曲は日常的に一番多く流していたような気がする。
今から思うと癒しの曲だった。
初めて小椋佳を聴いた時から30年経った今。
彼のあの伝説の初コンサートから始まって数々の歴史をたどり
63歳のメッセージを聴く。
美空ひばりがラストコンサートで歌った「愛燦燦」の映像も流れる。
凄絶な舞台からの絶唱! 彼女の人生が垣間見られる。
終わりが近くに迫っていることも。
「山河」が聴こえてきた時クラスメイトが歌っていた曲だとすぐ思い出した。
改めて聴くとヤッパリ良い曲!!
顧みて、恥じることない 足跡を
山に 残したろうか
永遠の皆もの光 増す夢を
河に浮かべたろうか
愛する人の瞳に 愛するの瞳に
俺の山河は美しいかと
美しいかと
ふと想う、悔いひとつなく悦びの
山を 築けたろうか
くしゃくしゃに嬉し泣きする
かげりない河を抱けたろうか
愛する人の瞳に 愛するの瞳に
俺の山河は美しいかと
美しいかと
自分に対する問いではなくて、これは歌として聴いておこう。
それでなくては答えに窮してしまうから。
「甘いオムレツ」
砂糖を入れれば喜ぶものと、カレーにもオムレツにも砂糖をタップリ入れる母親。
6歳のとき叱られるのが怖くてただ恐怖に震えていた・・・
聴いている内にこれは彼の母親の思い出の歌だと気がついた。
そして私が30代の頃好きだった「めまい」
小椋佳自身の「愛燦燦」も!
ひばりの歌とはまた違って、過去をいとおしみ包み込むように。
愛燦燦はそれぞれの人生を照らし出すように深い思いが伝わって来た。
ラスト近くに最近発表された「未熟の晩鐘」
人生は終わりに近づいているけれど、まだ自分は未熟。
その未熟を楽しみ、敢えて坂を上る気持ちになろう、
という内容だったように思う。
愛燦燦の ♪それでも未来たちは人待ち顔して微笑む♪ と同じに・・・
小椋佳も次男が14歳の時に脳梗塞で倒れ、今でもハンディは残っている。
自分も胃癌を宣告され手術をしたり、決して順風満帆ではない。
その悲しみ辛さを受け入れながらも、一歩でも先を見つめて生きよう
という思いがある。
又涙が止まらないコンサートになってしまった。
アドレスがみんな消えてしまい、後で大捜索しました。
見付けられないアドレスもあり
でも クーくん でヒットしたのは嬉しいです!
もちろんブックマークは大丈夫ですがひとつだけ雰囲気違っちゃうのでいいのかな~?
秘密基地ってステキな言葉ですねっ
それも良いな~!
とうちゃんが がんばって パソコン繋げてくれました。
でも ブックマークにしていなかった ばーばさんのURLが 古いパソコンのお気に入りの中に入ったまま・・・
検索でヒットしたキーワードは 「クーくん」でした。
クーくんに 感謝しなくちゃ・・・♪
ばーばさんのブログを 春堤食堂のブックマークに載せてもいいですか?
ずっと 秘密基地にしておきたかったのですが・・・(笑)