関東暮らし

関西人から見た関東暮らしの出来事を記す

《官僚言いなり体制完成の民主党》

2011年10月09日 | コラム
#63=2994
2011年10月10日付
《官僚言いなり体制完成の民主党》
 政府・民主党の「増税計画」が明らかになりました。よくもこんなペテンがまかり通るのかとあきれました。財務省官僚のデスクワークも「虚務」に至り、民主党は官僚いいなり体制を完成させたのでしょう▼その最たるものが「法人税増税」のまやかしでしょう。実態は大企業減税です。現行法人税率30%はいったん25・5%に引き下げられ、そこから「3年間1割増税」のカラクリですから、実質は2%程度安くなるのです。現行30%を10年間維持すれば12兆円の財源が生まれ、復興増税は不必要になるという試算もあります▼そして「復興増税」と名づけながら被災者からもシッカリ取り立てる仕組みです。しかも、この名称で「復興に消費税増税を当てるな」という世論をかわしたつもりのようですが、同時進行で「社会保障と税の一体改革=社会保障解体と消費税増税」のレールが敷かれているのです。4人家族で年間16万円の負担増といわれています。「超庶民増税」です▼新聞・TVの論調にもあきれ返りました。大企業が減税になることを報じたのは「しんぶん赤旗」を除いてどこもありませんでした。そもそも、今の衆議院議員の9割は、消費税率は上げないと公約した人たちです。平気な顔で庶民だけを苦しめる感覚が理解できません。

写真は〈東京目白からの夕焼け(10月はじめ)〉