明け方、母の声がやけに近くに聞こえた。
「起こしたんでしょう」とよろけながら部屋を出ようと歩いて来ていた。
ベッドに戻そうとしたらパンツが上がっていないように見えた。
パンツに手を掛けたら濡れている。
下げきらずにパンツのゴム部分にかけてしまって、これでパンツとモモヒキの交換だと思ったら、まだ冷たい。
シャツの背中がびっしょりだ。
大方、シャツに吸わせたみたいだ。
オカンがアラームのリセットを忘れていたのだ。
オカンの話しだと、夜中の母はシッコの後、「洗濯機を回しに行かんけならん」、「義理を果たしに行ってこなけならん」と毎度忙しかったそうだが、私は全部気付かず明け方まで寝ていた。
ここからは母の夜明けだ。
30分置きが10分置きになりシッコさせても「なんでここにいるんだかわからん」、「どこにいるんだかわからん」、「なんであそこに人が寝ているの」、「何したらいいんだかわからん」と今までにない頻度だ。
日替わりで聞いていた言い方をいっぺんに聞いているみたいだ。
寝ていられないならとストーブの前に連れて来た。
それでもじっとしていられない。
「されるがままにしているけど、何がなんだかわからない」と母。
だから、寝ててちょうだいと言っているの、と起きる時間になって来た~~~~~。
ハァ~~~。
「起こしたんでしょう」とよろけながら部屋を出ようと歩いて来ていた。
ベッドに戻そうとしたらパンツが上がっていないように見えた。
パンツに手を掛けたら濡れている。
下げきらずにパンツのゴム部分にかけてしまって、これでパンツとモモヒキの交換だと思ったら、まだ冷たい。
シャツの背中がびっしょりだ。
大方、シャツに吸わせたみたいだ。
オカンがアラームのリセットを忘れていたのだ。
オカンの話しだと、夜中の母はシッコの後、「洗濯機を回しに行かんけならん」、「義理を果たしに行ってこなけならん」と毎度忙しかったそうだが、私は全部気付かず明け方まで寝ていた。
ここからは母の夜明けだ。
30分置きが10分置きになりシッコさせても「なんでここにいるんだかわからん」、「どこにいるんだかわからん」、「なんであそこに人が寝ているの」、「何したらいいんだかわからん」と今までにない頻度だ。
日替わりで聞いていた言い方をいっぺんに聞いているみたいだ。
寝ていられないならとストーブの前に連れて来た。
それでもじっとしていられない。
「されるがままにしているけど、何がなんだかわからない」と母。
だから、寝ててちょうだいと言っているの、と起きる時間になって来た~~~~~。
ハァ~~~。