昨日、母の四十九日法要の朝は雪が降っていたから陽が射せば溶けるくらいのが積っていたのを清めの雪とはねていた。
夕方、またこのまま降ったら除雪車出勤かという勢いでワサワサと降ったが、紅い灯青い灯がともる頃にはお月さんが誘う空模様になった。
テレビではわが街を「小さな町の怪奇現象」みたいに取り上げる番組をやっていたが、オカンの出て行くのと恨みがましい眼差しを背に受けながら、スパイク付きのゴム・ブーツで坂を下った。
お友達が「歌ったら帰るから、それまで歌わないでね」というリクエストに、現役さんは得意先さんと忘年会かご苦労さまでと5曲くらいを拝聴して、さあ私の番だと久しぶりの陽水アイウエア順で半分くらい来たら、隣に座られた次のお客さんが、「陽水ばっかりで飽きた」と。
ママに笑いながら「純平だね」と路線変更を促され、さらに5曲。
そこで転んでおじさんに履いてた軍手をもらった。と若い姉ちゃんが二人入って来たので、そろそろ頃合いと河岸を変えた。
「小さな町の怪奇現象」を見そこなったと、介護ヘルパーの仕事したママさんが言っていたが、先客さんが「当時はいろいろ続いて、まるで呪われた街」かというくらいだった、と。
そんなこんな、久しぶりの徘徊は思い切りの歌唱タイムでした。
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