ヒロコのブログ

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魯山人展

2008-05-06 21:29:27 | 日記・エッセイ・コラム

 大塩へ足揉みにいった。終わって姫路へ魯山人展を見に行った。菓子博の入場券の半券を持って行ったら半額と書いてあったので切符売り場で出すと無料だと言われ、1000円以上買い物すれば50円引きの券も貰った。

 魯山人、多才な才能の持ち主だ。書、絵、焼き物、料理、それに随筆等。また、それにおとらず経歴を読むと何度も結婚、離婚をしていた。父と死別し養子に出され、何度か養家も変わっている。兄が若くして亡くなり実家の北大路家を継いだとあった。

 焼き物はどれも温かみのある、こんなの使ってみたいと思う品が多かった。器にお菓子やお料理が盛りつけられ、こうして食べれば美味しいだろうな、、、と思いながら拝見した。

 山陽百貨店の店頭で、菓子博のお菓子を売っていたので、三佐衛門を買った。菓子博で買いたかったが、小さいお饅頭しかなかったので買わなかったがやっと買えた。

 この三佐衛門には思い出がある。もう5~60年も前になるが、私がまだ10代のころ、戦後の何もなかった頃から、ようやく嗜好品も出回るようになった頃だったと思う。いただき物の三佐衛門を食べたとき、こんな美味しいお菓子があったのかと思った。もうどんなお味だったかも忘れていたが、大きい饅頭を切って食べたことはよく覚えている。この三佐衛門を買ったんだ。喜び勇んで切って食べた。な-んだ。普通のお饅頭の味だ。この味に感激して、この年まで忘れもせず三佐衛門が記憶に残っていたんだ。このまま美味しい思い出としてたほうがよかったのか?当時はお饅頭は滅多に食べられないご馳走だった。

 戦中、戦後を過ごしてき私たちなのに、食べ物のなかったこともすっかり忘れ、飽食になれ、食べ過ぎて肥満になることを恐れ、体重の変化に一喜一憂している。