亭主の世話や検査に追われ、うさぎちゃんのやけどもありやっと25日から梅が干せた。だが天気予報に反して曇りがちの天気ばかり。
今日も曇っていて干せないが家の中で広げておいたら、午後から照ったので「やれ嬉しや」と出したら2時間ほどしか照らず、又曇ってしまった。仕方ない。今日で終わりにしよう。
今年は漬けごろの柔らかい梅を漬けたので、干さなくてもよいほど柔らかい。つぶれないよう丁寧に扱ったが中にはつぶれたのもある。
小梅も日を置いて柔らかくして漬けたので溶けるほど柔らかい。
「おおて死にたや土用しけ」と諺にもあるように土用とはカンカン照りのお天気と相場が決まっていた。なのに今年はまだ梅雨が明けてなかった。異常気象だあー。
勤めていたころは何時もお盆の休みに干していた。今年もお盆ごろに干したらいいと思っていたら、亭主がお尻におできが出来たのを切って貰い、毎日通院しているので手がいりこれまた干せなかった。
都会に住んでいる知人から土用干しはしない。生梅を水につけておき茶色になったのを漬ける。と聞いたことがある。その時はそんな梅をわざわざ腐らせるような真似してと思ったが、干す場所がない人の知恵なんだ。それで柔らかくしている。梅は傷まず普通に漬かるそうだ。
友人は誰も梅干しは漬けない。どうしてかと思う。梅酢も紫蘇も大切に使えるのに。
うさぎちゃんには梅干しは家庭で漬けるもので買うものではない。母からの教へだ。娘時代に「どこに嫁入りするか解らない。年に一度のことだから今覚えなあかん」と梅干しにラッキョウ漬けからぬかみそ漬け、おせち料理に布団の仕立て直しまで。それに日々の食事の支度等。
母が祖母から教わったように教えられた。また婚家で「母から教わったと言うたらいかん」とも言った。その時はなんでそんなこと言うのかと思ったが、結婚してからその意味だよくわかった。
母から娘へ大切なことだ。