晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

『続 いったい、この国はどうなってしまったのか!』

2007-04-03 20:44:06 | Weblog
 『続 いったい、この国はどうなってしまったのか!』(魚住昭 斎藤貴男 目取真俊 著 NHK出版 2006年刊)

 雑誌『ダカーポ』(マガジンハウス社刊)に2003年4月から2006年11月までの3年間「メディア時評」として連載されたものをまとめている。

 2001年からの分は、第1集『いったい、この国はどうなってしまったのか!』(2003年刊)で既に刊行されている。

 この本の有用性は、2点ある。

 ひとつは、私たちは、慌ただしい日々に追われながらも、新聞やテレビで毎日のニュースを読んだり見たりしていることで、何気なく世の中の動きは掴んでいるような気持ちになっているが、時代や社会を一定期間通して観察すると、改めてそこに大きな変化を読み取ることができること。

 また、新聞やテレビをいくら真剣に追いかけても、真実や内在する問題などを掴むことはもはや不可能な位、大手マスコミの批判精神は衰退しており、情報の翼賛化、統制化が進行していることがわかる。



 昔は、新聞くらい読みなさいとお説教されたものだが、今は新聞など読まない方が妙に歪んだ世界観にならないのではないか。

 どこにも所属しないフリージャーナリストの3人が縦横無尽に世の中をぶった切っているお薦めの一冊です。(公共図書館にあり)



 【サンパウロ2日時事】パラグアイ国家警察などによると、同国南東部カアグアス県で1日午後3時45分(日本時間2日午前4時45分)ごろ、現地土地管理会社「ビクトリア」社長、太田洪量さん(62)=首都アスンシオン在住=(以下略)誘拐された。

 「太田洪量」、30年ほど前、大学キャンパスで開催されようとした国際勝共連合(世界平和教授アカデミー)の講演会の講師と同一人物に違いない。
 開催実力阻止行動が懐かしい思い出。亡霊のように現れました。
  


 
コメント
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