晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

楽に寄す

2008-09-13 20:38:07 | Weblog
 『楽に寄す』という名を冠した小さな友人のコンサートに行ってきました。

 ドビュッシーやシューマン、マーラー、シュトラウス、メンデルスゾーン、オッフェンバックなどフランス、ドイツの歌曲を唄ってくれました。

 『楽に寄す』というのは、シューベルトの歌曲のタイトルです。その曲の詩は、「どんなに辛く険しい人生が私を縛りつけようとも、音楽は温かい愛を持って私をより良い世界へと導いてくれる。そんな音楽に私は感謝する。」という意味なのだそうです。

 友人は、小さな時に母親を亡くし、10年ほど前に父親も亡くなり、音楽の志を立てるためドイツに留学していましたが、体調を崩して帰国しました。今回のコンサート、ようやく復帰できたように感じました。

 今日のコンサートで彼女が、「おかあさん」を唄った時、彼女の人生を知っている人は涙をこらえることができませんでした。ピアノの伴奏をしている女性も泣いてしまい、次の曲を始めることができませんでした。

 山田耕筰という日本の作曲家の曲もありましたが、その時、ちょっとしたエピソードが紹介されました。

 山田耕筰は、元々山田耕作だったのが、髪の毛が薄くなってきたため、名前に竹冠を付け耕筰になったのだそうです。私もそろそろ名前に竹冠をつけようと思いましたが、果たしてそのような字があるのでしょうか。

 全く門外漢のジャンルの音楽もほんのたまにはいいものですね。

 
 
  
コメント
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