2019 夏 新聞を読む うかない気持ちになる

2019 夏　新聞を読む　うかない気持ちになる　　　　　　　

たしか羽仁五郎だったと思うが、新聞を読むときに青と赤の鉛筆を持って、世の中が良い方向に向かっていると思う記事には青で、悪い方向には赤いラインを引くと、概ねその時の空気がわかると言っていた。毎朝朝刊を読みＴＶニュースを見るという習慣があるが、最近とみに「何かうかない気持ち」になることが多いので、僕の購読紙『北海道新聞』を見返して、この1週間に1面に掲載された記事を使って実験をした。

ルールは、僕の主観的な判断で、Topニュースは±2点、他は±1点、点数をつけることのできない記事もありだ。

8月5日（月）本日

・Top憲法訴訟の記録廃棄　裁判所、長沼ナイキなど118件　規定違反指摘も（－2）

・米南部で乱射20人死亡　白人の男拘束、移民への憎悪背景か（－）

・島牧村長に藤沢氏4選　（0）

＊（僕の判断コメント）公文書廃棄で行政が劣化、議員の質も周知のとおり立法府も劣化、ついに司法も劣化。他者を排斥する思想は戦争につながる。この日は－3点。

 

8月4日（日）昨日

・Top大和ハウス、倶知安に別荘地　34区画年内にも販売（＋2）

・日米貿易交渉「かなり前進」　茂木氏月内決着に含み（－1）

・夏の甲子園対戦決まる（0）

＊地域振興、外国人との共生でプラス。一連の米国の動きは自由貿易体制を破壊し戦争につながる。この日は＋1点

 

8月3日（土）一昨日

・Top日本輸出優遇から韓国除外　韓国対抗措置を表明　米交え外相会談も物別れ（－2）

・ロ首相「四島訪問継続」　4年ぶり択捉入り、日本抗議（－1）

・京アニ犠牲者の10人公表　府警「らき☆すら」武本監督ら（－1）

・幌延核ごみ処分研究延長　28年度まで深地層研が計画案（－1）

＊日韓のチキンレースに野党はだんまり、戦争につながる。外交の対立は戦争につながる。公表は警察が決めることなのか。約束違反で本当の処分施設にされる危険性あり。この日は－5点

 

8月2日（金）

・Topセブンペイ来月撤退発表　不正利用開始わずか3カ月（－2）

・道議会喫煙所断念へ　自民会派が調整入り（－1）

・ＦＩＴ11月以降期限切れ　新電力が全国組織　買取価格通知へ　太陽光売り先選びやすく（－1）

＊技術の劣化、喫煙の議論は論外、喉元過ぎれば熱さを忘れる。この日は－4点

 

8月1日（木）

・Top檜山沖に大規模洋上風力　電源開発計画72万キロワット、70基以上（＋2）

・かんぽ契約金3000万件調査　郵政社長　株売却時の不正把握比定（－1）

・道議会新庁舎内禁煙へ　知事、議長に「喫煙所は無理」（－1）

・「四季劇場」存続へ　所有会社札幌市に無償譲渡（＋1）

＊地域振興、自然エネルギー活用でプラス、民営化、今頃喫煙を議論、市民にとってプラス。この日は＋1点

 

7月31日（水）

・Top北海道・東北の17遺跡　「縄文」世界遺産候補に　文化審決定21年登録目指す（＋2）

・かんぽ過去5年分調査へ　不利益契約倍増18万件（－1）

・熱中症か71人搬送　道内真夏日さらに1週間（0）

・「空飛ぶ馬」ディープ死ぬ　Ｇ１7勝、産駒も活躍（0）

＊地域振興、歴史観光につながりプラス、民営化。この日は＋1点

 

7月30日（火）一週間前

・Top天然マコンブ不漁深刻　函館過去最低の160トン予測　16年低気圧で流出（－2）

・札幌五輪経費さらに圧縮　市試算3100億円、市負担400億円（－1）

・株売却時から不正把握　かんぽ経営陣対応遅れ（－1）

＊地域経済への打撃、新幹線開通時期、トンネル掘削土とチグハグな対応が目立ち本気度を疑う。五輪は不要、郵政民営化のツケ。この日は－4点

 

この1週間の合計は－13点であった。やはり世の中ネガティブに向かっていると思う。新聞社によって編集方針が異なるだろうから、是非他紙（特に読売、産経）でも実験を。