50オヤジの独り言

50歳既婚、子供なし、犬2匹と金沢市内に住むオヤジの独り言です。

風雲急!阪神フロント、真弓監督を聴取へ

2009-05-09 11:03:43 | 野球
こんな記事が出ています。

憶測記事でしょうから事実かどうかは現時点ではわかりませんが

このような記事が出るくらい現在の阪神はお粗末というか

個人的には監督のマネジメント能力に疑問符を感じます。

故障者が多く、成績も低迷という状況ですので

ある意味危機的な状況になっているのですが

それに対する具体的な対策の打ち手がちっとも見えません。

不安定なローテーションピッチャーを回して

打線も適当にいじって、試合中の采配についても

投手交代のタイミングを逃すばかり・・・

チーム全体の戦力がこの数年で最も悪いのは事実ですが

昨年の前半に巨人がぼろぼろだった際にも

かたくなに坂本を使い続け若手投手を中継ぎで使い続けたような

軸となる戦略構想が見えてこない部分が非常に気になります。

状態が悪いときには何もしないで我慢するというのは実は

一番有効な対策であることが多いのですが大抵はいろいろやって

帰って泥沼にはまることが多いのも事実です。

しかしこの場合でも中長期的なビジョンを掲げ目の前の

対策に終始しなくても将来に対する打ち手を打っておくことが

リーダーの役割でありそれを行えるかどうかが

リーダーの資質そのものであるように思うのですが・・

日露戦争時の203高地攻略戦の参謀本部と現地軍の状況に

似てきているような危険を感じます。

このときは参謀本部が越権行為ではあるのですが超法規的措置として

現地軍の指揮権を一時的に剥奪し劇的な戦術転換を実施することで

敗戦の一歩手前からの危機的状況から脱することができたと

司馬遼太郎著の「坂の上の雲」では描写されていましたが・・

憶測記事とはいえ今回のような記事が出ていること事態が

フロントと現場のミスコミュニケーションを浮かびあがらせているので

好ましい状況ではありません。

事実としてフロントが現場の事情聴取を実施するとなると

よほど的確な指示を行わないとチーム自体が空中分解し

昔の阪神に逆戻り・・

という危険もはらんでいると感じています。

いずれにしても今の真弓阪神には

勝つためのシナリオとビジョンがあまり見えず

チームでなく個々の選手で野球をやっているような

印象が強いです。

おそらく選手は必死にプレィしているのでしょうが

この状況が続くとどこかで選手のモチベーションが切れてしまうのでは・・・


書いていて想いだしたのが

北京オリンピックのときの日本代表チームですね・・

あのときの状況に似てきているなあと思っております。