本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

円高デフレ。

2009-11-28 07:45:03 | 世界
昨日二時半頃だったか、黒門市場の中を久しぶりに通ったら各商店は既に閉店前の割引セールを始めており、その額も半端じゃなかったのである。甘栗屋の親父は「もう滅茶苦茶。千円パックは300円でいい。二千円パックは600円だ!」と怒鳴りまくっていたが素通りする人が多かった。あんころ餅は通常315円のパックが150円、お菓子のデパートは1個105円のチョコフレークが3個105円だった。魚も漬物も惣菜も目に付くものはみんな安かった。黒門市場というとあまりおまけはしないという印象が強かったから、私は混雑を回避するため近辺を通るときは一本裏の路地を抜けることが多かったのだが、これからは方針転換しなければならないと思った。ぁそ。*私は先日吉野家の牛丼(並)を割引券を使って330円で食べたと喜んでいたら、今「牛丼戦争」は299円とかのレベルで展開されているということである。なんばの昼食も見た目580円とか550円とかの店が増えたように私は思った。そんなこんなで、これが即デフレスパイラルだと言っていいのかどうか知らないが、みんな生活が苦しいから削れるところは1円でも10円でも節約しようと努めている。売る側は生活者のこの態度を無視出来ないから、Gパンもボジョレヌーボーもお昼のランチも・・も、すべてが足を引っ張りあって極限までの値下げ競争を強いられているという現況らしいのである。そんな国の通貨が相対的に安定しているとして人気になっていると言うのだから世の中いったいどうなっているのか。ドル安はアメリカの国策で導かれている側面が強い。ユーロの没落はオイルマネーへの投機が主な要因だと言うことである。円は国内の借金(国債)はほぼ自分で保持していて(←誰が持ってんだよ!?)更には米国債も大量に保持しているという債権国=イスラエルとかに負けず劣らず立派な「金貸し国家」なのである、我々は。世界は随分捩れておりますな、ご同輩。「明治以来の国難だ、日本沈没だ」と騒いでいるのは我々貧乏人だけの話かも知れません。尤もその貧乏人が大半なのだけどね♪・・というわけで、事業仕分けが終わり枝野さんはポイントを稼いだ。蓮舫ちゃんは「イメージ付与」されてまるで悪者扱いだが、何も悪いことはしていない。思えば斉藤元次官という大物を郵政に抜擢したのも、この仕分けに財務省を駆り立てるという深謀遠慮が働いていたのかなということである。 . . . 本文を読む