春前の天候が不安定になる時期が終わりに近づく時期~春、梅雨の天候不順~夏、秋~冬の初旬は自律神経の乱れや精神的に安定しないため、自死が多くなる。一番多くなるのは冬の終わり~春の初旬ですが、子供だと夏休みの終わり9月1日です。
個人的な感覚としては、不調期が軽くなり始めて活動がし易くなった時に「自死のために動ける状態」になって行為に及んでしまうのではないか?と思う。その時期の一つが梅雨の天候不順~夏絶不調期です。には動けなかったり思考自体がストップしていることが多く、動けるようになってから「ここぞ」とばかりに自死を選んでしまうようです。なにより「大きな決断と強い行動力」が必要ですからね。縊死、轢死、リストカット、自動車に飛び込むなど。一度、仕事が終わり最寄りの駅に着くと「電車に飛び込んだため、運行を停止している」とのこと。回復予定時間も2時間後ということでホームまで来ていたので駅から出る場合には払い戻しが必要なので改札に並んでいると高齢の女性が払い戻しの方法が分からずにいたので声を掛けて教えてあげて一緒に並んでいると「私以前に飛び込みの現場を見たことがあって、もうゴムまりのように人が飛んで行ったんですよ」と。これも轢死だろうが、もう一つは完全に轢かれてしまうということ。どちらにせよ現場は惨状です。
実際には現場に出くわしたことはないが、入院中に病棟内のトイレで縊死した人、ずーっと悩んでいるのを間近で見ていたが病院近くの寺院の境内で縊死した人。私はその友人知人に対して、どのような声かけをしたら自死を思い止まってくれたのだろうか時々考える。1.自死を淡く思っている時期、2.固く強い意志になる時期、3.決行を決めた時期。大きく3つあると思う。声を掛けて効果がある時期は「1.自死を淡く思っている時期」だろう。「3.決行を決めた時期」になると、悩んでいた時期から決行すると決めた後の開放感のようなものが出てきて明るくなる。これを携わっている医療者や支援者は「回復してきた」と勘違いすることが多い。もはやこの時期になると固まった心から発せられる言葉に圧倒されてしまう。なんと声を掛ければ良いのだろう?私の頭の中には疑問符だらけになる。物理的に拘束や監禁すればいいのか?これも回復と見なされて出ると、また1.2.3.工程を経ることになってしまう。物理的に出来なくすることや薬、カウンセリングはどこまで効果があるのか?上に挙げた数例の自死には少なくとも効果が無かった。心を閉ざして人の意見、助言を受け付けない心への訴えかけは、なかなか難しい。人の心は人の手では操作しにくいもののようです。
心を病んだ人が時々見せる「明るさ」にも注視しなければならない。