一般に「多重人格」とし知られる『解離性障害』。私のように『PTSD(心的外傷後ストレス障害)』よりも専門医またはそれに準じるようなDr.は少ない。医療面で過疎的な道府県では居ないところも多いだろう。かといって患者は越県受診をするのは病状や金銭的面で難しい。そういう場合、解離性障害に理解の無いDr.を受診せざるを得ない場合も多いだろう。中には「興味本位」で患者を受け入れるところもあり、患者が日頃の困難を打ち明けるとDr.は応じきれなくなり「言っていることは虚言だ」などというのであればまだしも、恫喝するDr.も居ると聞いたことがある。患者としては「頼みの綱」と思って受診したのに、転院しようにも「また、新しいDr.にも怒られるのでは?」と疑心暗鬼や受診自体がトラウマになって二次被害のような形になってしまう。患者は漂流して未受診のまま過ごしてしまうケースもあり非常に問題だ。急性期の患者だと救急搬送されて隔離病棟に長く入院をして、それが二度と立ち上がれないような切っ掛けになる。私の知人だと最大で20人ほど人格が増えて、現在は減少傾向にあるものの10人程度だという。先日、連絡を取ったところ理解あるDr.に巡り会っているとのことだ。しかし、寛解までの道のりは遠い。その知人は発症から20年近く漂流していた。統合失調症、うつ病、双極性障害などを診るDr.は多い。都道府県の直轄医療機関で幅広い障害分野を網羅するような体制を取ることが必要なのではないか?
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