去る10月3日、北海道の下川町(しもかわちょう)の農協で、金庫から
5500万円が盗まれる事件が発生しました。
下川町の場所 (Googleマップ)
報道によると、犯人が侵入したらしい窓は防犯カメラの死角で、金庫も壊されずに
盗まれたとの事。
北海道警察では、内部事情に詳しい者の犯罪の可能性があるとみています。
毎日新聞 2011年10月5日 1時57分 以下、全文です。
下川農協窃盗:防犯カメラ死角の窓から侵入 金庫は合い鍵使い解錠か
北海道下川町の北はるか農協下川支所で金庫の約5500万円が盗まれた事件で、
犯人が出入りした可能性がある2カ所の窓はいずれも防犯カメラの死角だったことが
4日、道警への取材で分かった。金庫などの鍵は壊された形跡がなく、道警は
建物内部の事情を知り、合鍵などを持つ人物の犯行の可能性があるとみて調べている。
道警によると、下川支所では3日午前の盗難発覚当時、事務室と倉庫を結ぶ渡り
廊下のガラス窓のクレセント錠付近に直径約5センチの穴が開けられ、廊下に
石が落ちていたほか、応接間の窓が無施錠だった。道路に面した出入り口が
使われた形跡はなく、二つの窓が侵入に使われた可能性が高い。ただし渡り廊下の
窓の外にある取り外し可能な板張りはそのままになっており、窓の穴は偽装の
疑いもある。
一方、事務室には強盗対策などのため、廊下側の扉の真上に防犯カメラが設置
されていたが、カウンター方向に固定され、2カ所の窓は死角だった。窓から
事務室に侵入した場合、廊下側の壁伝いに金庫室に向かえばカメラに映りにくい。
また、事務所の鉄製扉や金庫室の扉、金庫室の鍵は壊されておらず、事務所内に
荒らされた形跡もない。こうした点から、道警は内情に詳しい人物が侵入した可能性が
あるとみて、防犯カメラの映像や、室内から採取した足跡の分析を進めている。
「内部の事情に詳しい」と聞いたら、以前にこのブログで取り上げた事件を
思い出しました。三重県亀山市のビジネスホテルで100万円の強盗の事件です。
この事件では、防犯カメラにまったく犯人らしき人物が映っていなく、捜査の結果、
従業員の犯行でした。
下川町について
スキーのジャンプが有名で、オリンピックメダリストの葛西紀明さんや岡部孝信さんの
出身地。
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