ここ4~5発売の防犯カメラがきれい、高画質です。新しい映像の方式が出てきて、
その方式に対応する防犯カメラが発売になってきたからです。
方式は、テレビだと地デジという規格が日本で2011年(H23)7月から(岩手・宮城・
福島を除く)44都道府県で地上デジタル放送として始まりました。テレビ局が出す
電波の種類が地デジの規格となり、皆が見るテレビがその電波に対応したということ
です。
防犯カメラも、従来の CVBS (wikipedia)の方式だと映像をきれいにするには
限界があるため、新しい方式として、IP、HD-SDI、AHD、HD-TVI、HD-CVI など
いろいろ出てきました。ちょっと乱立しました。
乱立した理由は、映像をきれいに出せるチップセットという回路を電子部品
メーカー数社が開発して防犯カメラメーカーに採用を働きかけ、防犯カメラメーカー
各社がそのチップセットを内蔵した製品の販売を開始したからです。
以下は、筆者が作成した現在販売されている防犯カメラの方式の表です。
少し内容を見直しました。(2024年10月)
ダウンロードはこちら(pdf.)
CCTV(CVBS)方式は、最近は特殊用途以外はほとんど導入はないです。
映像のデータ容量が少ないので長期間録画を優先する場合でしょう。役所の導入は
まだあります。高い解像度を必要としない場合です。
但し、英語圏の犯罪物の映画やテレビドラマを見ると今でも防犯カメラ映像を普通に
「CCTV」と言っています。
無難に選ぶなら、HD-TVI、AHDの方式です。中国・韓国・台湾のメーカーが
どんどん製品化しています。多分、日本の各社も製造を委託していると思います。
カメラの台数は別にして、とにかく画質にこだわりたければ、HD-SDIの方式を
お勧めします。カメラと録画機の間の配線距離が100m以上あると、途中に
アンプ等を入れる必要があります。なお、配線距離は直線ではありません。
建物の形状により直線的に配線できない場合が多いですから、意外と長くなる場合が
あります。
IPカメラは、大きな施設向けでカメラの台数も10台以上のところが多いです。
導入する企業にはITに詳しい人を担当させた方が良いです。
普通は、同じメーカーの録画機とカメラを導入すれば問題ないですが、すでに導入
済みで防犯カメラを増やしたいとか、録画機だけ交換したいとかなると、方式が
違うと映る、映らないなどの問題が出てきます。業者と間違いがないように打ち合わ
せしてください。
一部を除いて、どの方式もネットワークに接続することが可能ですからパソコンや
スマホで閲覧できます。(ネットワークの設定が必要になります)
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