リーグ開幕はいつか？

　昨日今日のニュースや新聞記事によれば、セリーグは強硬に予定通り25日開幕の方針で、それに対して選手会側は反発しているとのこと。私は選手会側に賛成します。

　セリーグ経営側のどなたかは、太平洋戦争後まだ復興が進まない中で開催した実績があるなどと言っているそうですが、時代錯誤も甚だしい。あの頃は戦争が終わって復興はまだだけれども、誰もが復興したいという願いを持っていた時期。今はまだ余震が続き津波もいつ来るかわからず福島原発はどこまで被害を広げるか予断を許さない。被災した人々の全貌も掴めない状況で、戦後の物はなかったけれども平和は保証された時期とは全然違います。

　こういう時期に強行開催したとして、観客がどれだけ集まるか、という問題のほかに、世人の反発を買ってセリーグ人気が更に低下することが心配です。かつて人気のセリーグ実力のパと言われた時代は過ぎ去り、今では実力も人気もパの方があるのではないかという時代。なぜそうかと言えば、かつて人気がなかったパリーグ各球団は、ファンにとって何が、どうすることがいいのか徹底的に知恵を絞ったのでしょう。

　電気は制限されているからテレビを見るのも難しい家庭がある。移動もままならず球場にも行けない多くのファンのことを考えたら、ここは多少開幕をずらしてでも、被災地支援のために知恵を絞るのがあるべき姿なのではないでしょうか。でないと、セリーグの人気が一層落ちるのではないかと危惧しています。

セ・リーグは

25日開幕の意志を固めたそうですが、誰が見に行くんでしょう？電車は止まる。輪番停電でナイター設備に電気が来なかったら出来るのか？