いかにもNHKらしい議論で…
昨日はNHKの「学力低下」に関する教育論議を見ていて、「いかにもNHKらしいな」と思った。
教育に関心のある様々な人が参加してああだこうだと議論はするが、すべてが紋切り型の言いっ放しで、まず結論というものがない。いや、結論は「ないのではなく、出ないのでもなく、出さないのだろう」、それがNHKの流儀なのだろう、というのが私の見方である。どうもそれが“NHKの中立”というものと錯覚している節がある。
でもね、そういう論議なら、いくらやったってエネルギーの無駄というものではないか(このために、どれだけの予算が費やされるのだろう?私のところにもアンケートへの協力の依頼が来た)と思う。中には耳を傾けるべき考えも見られたが、結局はNHK流の言葉の消費・蕩尽で終わってしまうことになる。
あの白熱した議論の中で、子どもたちのシラーっとした態度が印象的だった。
あんな大人、専門家を見て「駄目だこりゃ」と思ったのではないかなあ。