教育落書き帳

教育とは何か…子どもの視点を尊重し、親、伴走者、市民の立場から語ります。子どもを語ることは未来への信頼と希望を語ること。

種々雑感:〈言い訳〉するということ--自分の心との向き合い方

2013年10月05日 | 教育全般


▼人はとかく言い訳をしたがるもの。自分がマイナスに評価されると感じたら、とっさに言い訳をしたくなる。たとえそれがあからさまに自分を非難したものではなくても、また〈もしかしたら自分に非があるかもしれない〉と自身で思ったとしても、自分が周囲からマイナスに評価されていると感じ取ったとたん、生きとし生ける者の本能とでも言うべきか、何とか言い訳をして逃れたいという気持ちになるものです。

▼これは、身体が病原菌に対して自然に防御本能を働かせるように、生ある者の正常な反応で、本来、あまり咎めるべきものではないのかもしれません。立場が替われば誰でもそのように反応するものだとも言えそうです。しかし、それは一時的な回避にはなっても、問題と真正に向き合い解決することにはならず、むしろ問題を先送りにしてその場をしのぐことにもなりそうです。

▼身体の防御本能とは外部からの攻撃に負けないとする抵抗力によるもの。ところが、言い逃れの場合にはむしろそれに面と向き合えない心の弱さに起因すると言えるかも。とにかくその場を穏便に取り繕いやり過ごしたい、切り抜けたい…そういう心が支配的ですね。ですから、問題は依然として残ったままなのです。言い逃れをした結果、さらに強い自己嫌悪に陥るようなら、まるで意味のないことです。自己を守るためであれ、それはその時には必要不可欠なな行動だったのだ…そう思うものでなければ。

▼普段は大丈夫な身体でも、〈今は風邪をひいていてムリ!〉ということがあります。そういう時は何よりも体力を養い風邪に負けないことです。普通の身体の状態であれば風邪で命を落とすなんてことは先ずないこと。心も同じです。今はムリでも、徐々に心を丈夫にし、〈心の風邪〉に負けないようになることですね。そうなるためには、やはり〈心のスキル〉がとても重要になります。

※では、どんなスキルを積めばいいのか。
 次回、〈くじけない心の養い方〉等についてお話したいと思います。

※後で誤字脱字等の訂正や加筆がなされることがあります。

******************************************************
「いきいきニコラ」のサイト
http://www.os.rim.or.jp/~nicolas/

「フリースクール・ぱいでぃあ」のサイト
http://freeschool-paidia.com/

「ぱいでぃあ通信」(不登校・フリースクール応援マガジン)(ブログ)
http://paidia.blog106.fc2.com/
******************************************************
↓良ければクリック

にほんブログ村 教育ブログへ

にほんブログ村