五藤光学研究所 嶋 邦博さんがうしかい座方向の銀河NGC5772で4個目の超新星を発見しました。発見は、11月17日未明、五藤光学研究所 八ヶ岳観測所の45cmカセグレン式望遠鏡に0.33倍レデューサーを装着、冷却CCDカメラを使って2億3000万光年かなたの銀河内での星の大爆発をとらえることに成功しました。
最初は超新星候補PSN PSN J14513783+4035514と番号でしたが、東広島天文台かなた望遠鏡で分光観測の結果、Ic型超新星型という報告が上がり、超新星SN2015bbという番号がつきました。
嶋さんの超新星発見は、2015年3月、ケフェウス座方向の銀河NGC6951に発見したことに続き4回目となります。新月期中心の限られた時間の中にも関わらず精力的に捜索を続け、2015年は2個の発見となりました。最近は彗星の観測・捜索にも力を入れているとのことです。
嶋さん、4個目の発見おめでとうございます。 (kon)
画像上:発見時の画像(嶋さん提供) 2015年11月16.8167日(世界時) 60秒×22枚と30秒×21枚の合成