今日は仕事納めなので、2015年を少し振り返ってみることとします。
一番の話題は10㎝・12.5㎝の屈折望遠鏡を発売したことでしょうか。五藤製としてほぼ30年ぶりの新製品ということになりました。台数限定だったため業界から見ればささやかな話題だったのかも知れませんが大きな反響とご用命をいただきあらためてお礼申し上げます。
眼視用長焦点アポクロマートというコンセプトも、フォトビジュアル光学系が人気の市場で受け入れられるかという不安もありましたが、一定数ながら支持をいただいたようでその点では興味深い結果でした。さらに弊社以外でも眼視を意識した長めの焦点距離を設定した望遠鏡が発売されたので眼視向け屈折がテーマになった年なのかも知れません。
他に感じたこととして、発足して3年を迎えましたがPRがまだまだなのか、五藤テレスコープを未だご存じない方や、五藤は望遠鏡をやっていないと思っている方が少なくないということでした。(当然このブログもご覧いただけていない・・・)その声は星まつりなどのイベントで聞くことになったのですが、いろいろ聞いてみるとインターネットは活用してない、天文誌も最近は読まないという年配の方が多かったです。そのためこれまで発売した製品もご存じなく、知った時には完売で購入できなかった方が相当数いたことです。弊社としてはこの市場に復帰したものですからできる限り知っていただけるように努めたいところですが、なかなか難しいと感じている部分です。ただこうしたことは特効薬があるわけでもなく、来年も地道に取り組んで少しずつでもいいので五藤テレスコープの製品と活動を知っていただくように努めたいと思います。
といったところで今年最後のブログ締めさせていただきます。
それでは良い年をお迎えください。(kon)