3月12日の土曜日、香川県さぬき市の天体望遠鏡博物館がオープンしました。当日はオープン式典があり、こちらからは2名が出席しました。(残念ながら筆者は留守番でした。)
光学機器の展示に関してはこれまで国立科学博物館・国立天文台・日本カメラ博物館・ニコンミュージアム等がありますが、天体望遠鏡を専門としたところは同館が世界でも初めてになるかと思います。
収蔵・展示品は大小入れて200台と言われていますが、五藤光学研究所製について紹介すると15㎝屈折赤道儀と香川県の五色台少年自然の家(現:香川県立五色台少年自然センター)の25㎝屈折赤道儀が展示されています。25㎝屈折赤道儀は大型のスライディングルーフに格納され、夜間は観測ができるよう整備されています。
suzuによると、この望遠鏡の各種検査と現場で極軸調整作業をやったことがあり、この望遠鏡と45年ぶりの再会を果たすこととなり感慨深かったとのことです。
施設の方も廃校となった小学校を改修して利用、また、専門職員をおかずボランティアで運営するというスタイルとなっており、これまでの博物館施設とは趣が異なっています。いよいよ始まったというところですが、天文分野は天体望遠鏡が持つ役割は不可欠なものとなっていますので、今後の発展と活躍を期待したいと思っています。(kon)
天体望遠鏡博物館
http://www.telescope-museum.com/