昇交点

五藤テレスコープ的天文夜話

GTL125/1200APOで観望

2016-03-18 10:34:52 | 12.5cm屈折望遠鏡





昨日は春めいた陽気となり、夕方になると上弦すぎの月が南の空に見えたので、GTL125/1200APOをマークX赤道儀にセットしてみました。当日はシーイング(気流)が良く、Or-18mm(67倍)で見るとシャープな月が目に飛び込んできます。さらに倍率をOr-10mm(120倍)、XO-5mm(240倍)と上げていくと月面の個々のクレーター・谷・山脈を楽しむことができます。この日は直線壁、アルザッケル・アルフォンスス・プトレマイオスの3クレーター、北側にはアルプス谷やプラトン(プラトー)が見え、125mmの口径もあるのでディテールが良くわかります。特にプラトンは筆者の目ではありますがクレーター内に3個小クレーターを確認することができました。

また、この日は五藤光学研究所からレンズ設計の担当者と研磨の担当者を呼んで見てもらいました。こうして実際に天体を見る機会というのはなかなかないもので、見れば性能確認ができますし、何より自分たちが関わった望遠鏡で天体を見るということは感動が大きいでしょう。筆者も関わっている方とこうした事について互いに共有できることを大切にしたいと思っています。

またデジタル一眼レフを取り付けて撮影した画像も掲載しましたので下記のリンクからアクセスしてください。眼視を意識した望遠鏡でPRしていますが撮影も十分楽しめます。

今後も筆者の独断はあるとは思いますが、GTL125/1200APOのレビューをブログを通じてできるだけお届けしたいと思っています。(kon)

このとき撮影した月画像(一番上に貼ってあります)
http://gototelesco.co.jp/gallery2_moon.html