MX-HD赤道儀の天体自動導入はハンドボックス、PCやスマホ・タブレット用各種天文ソフトでおこなうことができます。最近ではPCやスマホ・タブレット用天文ソフト接続時のみ自動導入ができるようになってきていますが、MX-HD赤道儀はそのような環境で使うことができない状況も考慮してハンドボックス操作でも対応するようにしました。
ハンドボックスによる自動導入はテキスト表示となり、天体をリストから選択するようになっていますが、最小の操作になるように配慮しています。
また下記の機能を有しています。
・太陽、月、惑星は導入後、自動的にそれぞれの動きに合わせた追尾をおこないます
・主な恒星(89星)、メシエ天体(110個)、NGC天体(7840個)、IC天体(5386個)に対応
・主な二重星(106星)、主な変光星(155星)に対応
太陽系天体の追尾機能は特に月の観測、変光星の導入もルーチンで測光観測する場合に威力を発揮するかと思います。
二重星の方も実際に使ってみるととても便利で、説明書に載っているリストから等級や離角の気になる天体を探していきます。特に空の明るい都市部では自動導入を活用することでいろいろな二重星を観望することができました。色や明るさの対比や接近する二重星の見えかたにはそれぞれ特長があり、口径6㎝クラスでも十分に楽しむことができます。
なお、登録天体についてはスマートモードに対応させることで、「ミラを導入して」や「アルビレオを入れて」とスマホ・タブレットからGoogleアシスタントを使って導入が可能です。
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