なおじい(HOBBY:カメラ・ビデオ撮影・DVDオーサリング/資格:ラジオ体操指導員・防災士・応急手当普及員)

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皆さんも防災グッズを再度見直しませんか

2016年04月16日 08時23分44秒 | 自主防災&ラジオ体操

平成28年熊本地震から一夜が開け、被害が懸念されるなか、皆さんも防災グッズを再度見直しませんか


昨晩14日に発生した「平成28年熊本地震」。被災地の“いま”と、今後の天候が懸念されます

昨晩14日に発生した「平成28年熊本地震」。被災地の“いま”と、今後の天候が懸念されます

4月14日、21時26分、震度7の地震が熊本地方を襲い、一夜が開け、深刻な被害状況が徐々に明らかになりつつあります。
余震が頻発するなか、警察の救助隊、消防、自衛隊が救援に駆けつけ、大手コンビニチェーンや大型スーバーなど様々な企業からも、続々と救援物資が届いている報が伝えられています。
── そこでいま一度、皆さんが用意している防災グッズを見直してみてください。
ここでは基本的な水や食料、グッズとは別に、いざという時に役立つプラスαの防災意識とアイテムをご紹介します。
 

家族で共有しておきたい「約策の連絡先」と「約束の場所」

「約束の場所」を決めておこう
「約束の場所」を決めておこう
阪神・淡路大震災、東日本大震災発生時もそうでしたが、不測の事態下では通話が被災地周辺に集中するため、電話やメールがつながらない「輻輳状態(ネットワーク設備の処理能力オーバー )」に陥る可能性が高くなります。

そうしたなかでも、携帯やスマホと比較して固定電話は被災地と離れた場所に比較的つながりやすいため、いざというときは遠方に住む祖父母、親戚、親しい友人宅などを連絡先に決めておくことも有効な方法です。

●『約束の連絡先』は例えば……
── 「緊急時に家族が離ればなれになってしまったら、お互いを捜しあう前に、まず県外に住むおじいちゃんの家に無事であることを連絡する」と、あらかじめ家族で約束しておく ──。

こうしたルールによって、祖父宅を拠点に迅速かつ確実に全員の安否情報を入手できますし(事前にお子さんの携帯に祖父宅の電話番号の登録が必要)、祖父側も回線が混雑する被災地に何度も電話をかけずにすみます。

また、電話連絡がとれなくなった場合を想定して、高層ビル付近やブロック塀、河川付近の通路を通らなくても(地震などの揺れで倒壊している場合があるため)安全に行ける場所を「約束の場所」に定めておきましょう。

●『約束の場所』は例えば……
「災害に遭ったら、平地の◯◯公園や◯◯学校の◯◯付近で落ち合う」というルールを、家族全員で共有しておくとよいでしょう。
 

災害直後の「薬不足」を想定しておこう

常に1週間程度の予備薬をカバンの中に
常に1週間程度の予備薬をカバンの中に
災害直後は、自宅が倒壊、病院までの交通機関が寸断、保険証を持っていない、持病の薬の名前がわからない……など、様々な要因によって薬不足が問題になります。
そこで、私たちは日頃からどんなことを心がけておけばよいでしょうか。
とくに、慢性疾患などで処方薬を常用している人は、以下のポイントを再確認しておきましょう。

● 薬は常に1週間程度の予備をカバンの中などに入れ、外出時に数日分の薬を持ち歩く。
●あわせて、「密封可能なストックバッグ」に入れ、自宅のすぐ持ち出せる場所に保管しておく。
●有効期限が短い処方薬は、保管箱や非常用持ち出し袋に入れたままにせず、毎回処方してもらうたびに予備薬を入れ替える。市販薬も有効期限をチェックしておく。
●「お薬手帳」をすぐに持ち出せる場所に保管し、外出時も予備薬と一緒に持ち歩く。
避難生活が長引いて手持ちの薬がなくなった場合や、自分が服用していた薬の名前・種類がわからない場合、手帳があると薬の処方・入手もスムーズに。

そして、もうひとつ大切なことがあります。
それは、避難時に薬を持ち出すのを忘れても、「安全が確認できるまで、家へ薬を取りに帰らない」こと。
ちょっとの時間だからと、安易に家へ戻るのは危険です。
 

火急の事態に備える「保存アイディア」

大切な電話番号は財布などにメモとして常備!
大切な電話番号は財布などにメモとして常備!
震災直後の停電などでバッテリーがなくなってしまった場合を想定し、家族の携帯番号のメモや、遠い地域に住む親戚や友人の電話番号を記した小さなリストを、かばんや財布の中に忍ばせておくのも手です。

また、震災時には品薄になる可能性が高い「トイレットペーパー」も忘れてはならない重要アイテムですし、震災時に一番役立ったと言われているのが「ウェットティッシュ」でした。
幼児や妊婦、高齢者や要介護者がいる場合は「おむつ」、女性マストアイテム「生理用品」も防災グッズに加えたい一品。ペットがいる場合は、その子たちの分も忘れずに。

さらに、阪神・淡路大震災は1月の寒い時季に発生したこともあり、被災者の要望で最も多かったのは“温かい物を食べたい”というニーズでしたが、ライフラインが断たれた場合、この願いを叶えるのが「カセット式コンロ」と「カセットボンベ」。カセットボンベは多めに買い置きして備えておくと、停電時にも対応できて便利です。
 

平成28(2016)年熊本地震

「平成28(2016)年熊本地震」と名付けられた今地震。
現時点(4/15 16時)で、熊本県下には避難所が505カ所設置され、約4万5000人が身を寄せているといわれます。

家屋倒壊・半壊、重傷者、亡くなられた方、交通・道路、断水、停電等ライフラインの寸断など次々と情報が集まっていますが、頻発する余震によって家屋倒壊の危険性があるため、昨晩は野外で一睡もできずに一夜を明かした被災者の心と体の状態も心配されています。

しかし「屋外に避難されていた方を屋内に今晩までに収容するメドは立った」と、河野太郎防災担当相が安倍首相に報告したとの報もあり、熊本県、国、民間企業、個人が連携した、今後の被災地支援への取り組みに期待が寄せられます。

── 何より、被災された方々が一日も早く通常の生活へ戻られることを切に願い……、
「被災地に対して自分が支援できることはなにか」を模索するかたわら、いつどこで起きるかわからない地震に対して、一人ひとりがしっかり防災対策を行っておきたいものです。
 

【熊本地震】「一過性のものではない」専門家指摘 南海トラフ巨大地震につながる内陸地震続発

2016年04月16日 08時12分24秒 | ブログ

奈良での地震対策を見直さなくては。

【熊本地震】「一過性のものではない」専門家指摘 南海トラフ巨大地震につながる内陸地震続発 西日本中心にこの20年

【熊本地震】「一過性のものではない」専門家指摘 南海トラフ巨大地震につながる内陸地震続発 西日本中心にこの20年© 産経新聞 提供 【熊本地震】「一過性のものではない」専門家指摘 南海トラフ巨大地震につながる内陸地震続発 西日本中心にこの20年

 震度7を記録した熊本地震について、地震研究者からは、将来発生が想定されている南海トラフ巨大地震との関連性を指摘する声があがっている。過去にも巨大津波を引き起こした東南海、南海地震の前には、内陸型の大地震が発生しており、研究者らは「今回の地震を一過性のものと考えるべきではなく、警戒が必要だ」と呼びかけている。

 「今後続けて内陸地震が起きる恐れがある」

 尾池和夫・京都造形芸術大学長(地震学)は、今回の熊本地震の影響について、こう警鐘を鳴らす。尾池氏は、熊本地震の震源地の付近には、複数の大規模な断層帯が確認されているほか、日向灘では過去にも頻繁に地震が起きていることから、特に九州での内陸地震の発生を警戒する。

 さらに尾池氏は、「紀伊半島や四国の北部を通る中央構造線断層帯での地震の発生にも警戒が必要だ」としており、内陸地震が続発する可能性を示唆する。

 国内では、内陸地震の後には、西日本の沖合を震源とする南海トラフ地震が100〜200年周期で発生し、津波により大勢の死者を出す-という歴史を繰り返してきた。

 南海トラフ地震となった昭和19年の東南海地震、21年の南海地震の前には、鳥取地震(18年)、三河地震(20年)など1千〜3千人が犠牲となる内陸地震が発生。尾池氏が「南海地震につながる内陸地震の始まり」と位置づける明治24年濃尾地震では、約7千人が亡くなっている。

 梅田康弘・京都大名誉教授(同)も「過去の事例でも、南海トラフ地震の前には、前兆のように内陸地震が活発化している」と指摘。一方、今月1日には三重県南東沖地震が起きており、「昭和の東南海、南海地震と同じメカニズムとみられ、南海トラフでの巨大地震を誘発した可能性もあった」と主張する。

 平成7年の阪神大震災以降、内陸地震が続いており、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)研究員の高橋成実氏は「将来の地震の発生時期を示すのは困難だが、南海トラフ巨大地震が起きることは分かっている。さまざまな機会をとらえ、備える姿勢を高めるべきだ」としている。