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いま注目を集める「日本にいちばん近いヨーロッパ」ウラジオストク

2018年05月13日 19時52分37秒 | ブログ

いま注目を集める「日本にいちばん近いヨーロッパ」ウラジオストク

Forbes JAPAN 編集部 2018/05/13 

© atomixmedia,inc 提供 日本人の旅行者数が国内、海外ともに過去最大だったという今年のゴールデンウィーク。では、この夏以降の海外旅行トレンドを先取りする有力候補は何処かご存知だろうか。それは、「日本にいちばん近いヨーロッパ」といわれる極東ロシアの港町、ウラジオストクだ。

その名は聞いたことはあっても、場所は何処と思われる方も多いかもしれない。日本海を挟んで日本列島の対岸に位置し、札幌と同じ緯度、新潟からは約800km、成田からのフライト時間はわずか2時間半だ。日本と欧州を陸路でつなぐシベリア横断鉄道の始発駅がある。

いまなぜ、このウラジオストクが注目されているのか? 昨年8月から、空路と海路での電子簡易ビザの発給が始まったからだ。以前のように、ロシア大使館でビザの発給手続きをする必要がなくなり、ネット申請をすませれば、あとは自分で航空券やホテルを予約するだけでだいじょうぶ。これまで年間数千人程度だった日本人渡航者数が、昨年の3倍の1万8000人超に増えた。

日本より時差は1時間早い

では、ウラジオストクはどんなところなのか? 以下、この町の次の6つの特徴について簡単に解説しよう。

1. 日本海に面した港町

ウラジオストクは日本海の北側にあり、文字どおり「日本海に面した港町」だ。旧ソ連のフルシチョフ首相の時代、「ロシアのサンフランシスコ」を目指してケーブルカーを建設したが、むしろ日本の函館や長崎に似た坂道の多い町だ。日本からの定期フェリーが鳥取県境港から出航しており、最近では日本発のクルーズ客船も多く寄航している。

2. ヨーロッパの街並み

北東アジアに位置し、日本より西に位置するというのに、時差は1時間早い。そして、そこには確かにヨーロッパの街並みがある。それもソビエト時代の社会主義建築ではなく、基層となっているのは帝政ロシア時代に造られたものだ。アジアの主要都市でよく見かける高層建築がほぼないため、昔ながらのヨーロッパの趣が残っている。

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町でいちばん高い場所にある鷲の巣展望台。美しい港やしまなみを眺望できる

3. 多民族とミックスカルチャーの町

そこに暮らすのはロシア人に加え、旧ソ連時代に労働者として送り込まれた中央アジアの人たちやツングース系の先住民族たち、そして近隣アジアの人たちだ。まさに多民族とミックスカルチャーの町なのである。

4. グルメとアートの町

港町のせいでもあるが、質の高いレストランが多いのにも驚かされる。ロシア料理だけでなく、日本海の海鮮を素材としたシーフード料理店、そして中央アジア料理店がそこかしこにある。なかでも珍しいのはジョージア(旧グルジア)料理だろうか。日本ではほとんど味わうことのできないスパイシーな味覚は、世界最古とされるジョージアワインとともにこの町の人たちに愛されている。

ウラジオストクにはロシアバレエの殿堂、サンクトペテルブルクにあるマリインスキー劇場の沿海地方ステージがある。そこには日本人バレリーナが数名所属し、1年を通じてさまざまな公演が行われている。

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マリインスキー劇場の舞台に立つ永瀬愛莉菜さん

とくにクリスマスシーズンに繰り広げられるチャイコフスキーの「くるみ割り人形」の公演は、サンクトペテルブルクとは異なるオリジナルバージョンだ。市内には多くの劇場や人形劇場、サーカスもある。また近々エルミタージュ美術館の別館もオープンする予定。「グルメとアートの町」と呼ばれるゆえんである。

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郊外にあるキタイスキー市場と1912年以来走り続けるレトロな路面電車

5. 1年を通してイベントが豊富

ウラジオストクで体験できるのは、お堅い芸術だけではない。夏はロシアのロック界を代表する地元出身バンド「ムーミー・トローリ」のリーダーであるイリヤ・ラフテンコ氏らが立ち上げたミュージックフェス「V-ROX」や、4月末に開かれたばかりのコスプレイベント「Animate It!」、2012年のAPEC開催時に造られた金角湾大橋の上を走るウラジオストク国際マラソン大会などがある。

冬は国内外のアーティストを呼んで行われるJAZZフェスティバルや12月中旬ごろから年明けまで続くクリスマスウィーク(ロシア正教ではクリスマスは1月7日のため)、そして今年2月は約30名の日本人も参加した氷雪で覆われた海上を走るアイスラン大会など、1年を通して豊富なイベントが繰り広げられている。

6. 郊外に広がる大自然

ウラジオストクの北方にはタイガ(針葉樹林)が広がり、野生のトラやヒョウ、トナカイなどの生息する世界遺産のシホテアリニ山脈がある。1975年に公開された黒澤明監督の「デルス・ウザーラ」の舞台といえば、想像がつくだろうか。郊外に広がる大自然はヨーロッパやモスクワから来た旅行者たちにとっても、エコツアーを楽しむ格好の場所になっている。

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金角湾の入り口に立つトカレフスキー灯台。冬はアザラシの泳ぐ姿が見られ、夏は海水浴客でにぎわう

この街の3つのキーワード

つまり、これらの特徴を要約すると、ウラジオストクは大きくふたつの魅力があるともいえる。ひとつは、ヨーロッパの都市文化を満喫できること。もちろん、本場に比べれば見劣りするのは当然かもしれないが(なにしろ、モスクワから9300kmも離れている!)、この町の成り立ちが19世紀後半の帝政ロシア時代にあることから、ロシアの一地方都市にすぎないのに、劇場や博物館などの近代的な都市施設が驚くほど整っているのだ。

もうひとつは、スローライフを満喫できることだろう。周囲に自然があふれ、夏は郊外で家庭菜園を行う「ダーチャ」の習慣もそうだが、基本的にロシアの人たちはわれわれアジア人に比べると、のんびり屋である。

カード決済は普及しているので、買い物には困らないが、中国のフィンテックが進む方向とはまるで真逆で、バスに乗るのも小銭を用意しなければならないし、レストランで注文してから食事が出るのが遅いのはご愛嬌だ(ウラジオストクのレストランのメニューには、料金だけでなく、調理時間が書かれているほど)。この町にいると、カフェでお茶をしたり、市場を散策していても、あらゆる場面で”ゆるさ”があり、それが好ましく感じられるのだ。

さらに、この町の3つのキーワードを挙げるとしたら「フォトジェニック」「ミックスカルチャー」「スローライフ」だろうか。街中どこでも絵になるし、これほど多彩な食文化が楽しめる町も少ないだろう。

そして、ウラジオストクには日本とのゆかりの場所がたくさんある。なぜこんなに近くにヨーロッパの町が……? その謎解きが、ウラジオストク旅行の本当のテーマといえるかもしれない。次回、詳しくレポートしたい。


「エヴァ新幹線」がラストラン、鉄道ファン見送る

2018年05月13日 18時06分16秒 | ブログ

「エヴァ新幹線」がラストラン、鉄道ファン見送る

「エヴァ新幹線」がラストラン、鉄道ファン見送る

多くのファンが見送る中、JR新大阪駅を出発した山陽新幹線「500 TYPE EVA」=13日午前、JR新大阪駅(沢野貴信撮影)

(産経新聞)

 人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のデザインをあしらったJR西日本の500系山陽新幹線こだま号「500 TYPE EVA」が13日、営業運転を終えた。新大阪駅では最終列車を一目見ようとアニメ、鉄道双方の大勢のファンが詰め掛け、運行終了を惜しんだ。

 同日午前11時10分過ぎ、エヴァ新幹線が新大阪駅に到着すると、ホームに集まったファンらは熱心に撮影。小さい子供をおんぶしたり抱きかかえたりして車両を見せる父親の姿も目立った。

 JR西によると、エヴァ新幹線は山陽新幹線の全線開業40年周年と同アニメの放送20周年を記念して平成27年11月に登場。アニメの主人公が乗り込む兵器「エヴァ初号機」をモチーフにした外装で博多−新大阪間を1日1往復で運行した。

 1号車には乗り込んで対戦ゲームが楽しめるコックピットを設置。当初29年3月で終了予定だったが、アニメの世界観が味わえるとして、外国人旅行客からも想定以上の利用があるなど好評だったため、運行が延長されていた。


5月13日の「メイストームデー」って……いったい何の日?

2018年05月13日 17時56分41秒 | ブログ

5月13日の「メイストームデー」って……いったい何の日?

2018年05月12日
5月13日の「メイストームデー」って……いったい何の日?

「今日はメイストームデーだからね~」

明日5月13日は「メイストームデー」。直訳すると「5月の嵐の日」となりますが、荒天になりやすい嵐の特異日という意味ではありません。ただ、付き合っている恋人がメイストームデーが何の日かを知っていたら、場合によってはちょっと悲しい嵐の日になってしまうかも……!?
なにやら意味深なメイストームデーとは、いったい何の日なのでしょうか?
寒暖の差が激しくなる日本の3月~5月は、温帯低気圧が急速に発達して、台風並みの暴風雨や竜巻などが発生しやすくなります。そのなかでも今の時季に発生する晩春の嵐を、メイストームと呼ぶそうです。とはいっても、今日のテーマのメイストームは、自然界の嵐のことではなく、人間界の嵐(!?)のお話です。

メイストームデーとは、いったい何の日か。では、さっそく本題に入りましょう。

ずばり、5月13日のメイストームデーとは「恋人に別れ話を切り出すのに最適な日」。何とも訳ありな日ですが、「八十八夜の別れ霜」にちなんで、2月14日のバレンタインデーから88日目のこの日に制定されたそうです。

バレンタインデーから付き合いはじめて88日(約3ヵ月)、そろそろお互いのアラや欠点も見えてくる時期です。なかには「最近、彼(彼女)としっくりこない」とか、「〇〇さん、思ってたのとちょっと違う」とか、何となくモヤモヤしている人もいるでしょう。そんな人は「今日は何の日だか知ってる?」と、相手にさりげなく切り出してみるのもアリかもしれません。その後の展開は、二人の気持ち次第ということで……。

ちなみに「八十八夜の別れ霜」とは、立春から数えて88日目の八十八夜(5月2日ごろ)に降りるシーズン最後の霜のことで、これ以降は遅霜の心配はないとされています。メイストームデーの起源・由来については定かではありませんが、日本に伝わる雑節・八十八夜にちなんでいることから、日本発祥であることは確かのようです。

日本では経済効果を狙った業界戦略も!?恋人たちの記念日あれこれ

メイストームデーのほかにも、世の中には恋人たちの記念日がいくつかあります。ただ日本の場合、その背景には販売促進をねらう各業界の戦略もあるようですが、まずはそれぞれの記念日の起源・由来について見てみましょう。

【バレンタインデー・2月14日】
西暦269年2月14日、兵士の自由結婚禁止政策に反対したバレンタイン司教が、ローマ皇帝の迫害により処刑されました。そこから、この日がバレンタイン司教の記念日としてキリスト教の行事に加えられ、恋人たちの愛の誓いの日となりました。ヨーロッパでは男女を問わず、花やケーキ、カードなどを相手に贈る風習があります。
女性が意中の男性にチョコレートを贈る習慣は日本独自のもので、1958年に「メリーチョコレートカムパニー」が東京のデパートで開催したチョコレートセールがはじまりといわれています。

【ホワイトデー・3月14日】
日本でバレンタインデーが定着するにしたがって、若い世代の間で「チョコレートのお返しをしよう」という風潮が広まりました。これを受けて日本の菓子業界では、1970年代からマシュマロやキャンディーを「お返しの贈り物」として宣伝販売するようになり、全国飴菓子工業協同組合が1980年に「ホワイトデー」として催事化。バレンタインデーにチョコレートをもらった男性が、そのお返しとしてキャンディーやマシュマロなどを女性へ贈るアンサーデーとして定着しました。
ホワイトデーを3月14日に制定したのは、「バレンタイン司教の殉教から1ヵ月後、兵士の自由結婚禁止にそむいた男女が、あらためて永遠の愛を誓い合った」という伝説に由来しているそうです。

【オレンジデー・4月14日】
バレンタインデーとホワイトデーに続いて「二人の愛情を確かなものとする日」。欧米ではオレンジが繁栄・結婚のシンボルとされていることから、オレンジ(またはオレンジ色のプレゼント)を持って相手の家を訪問しようと、愛媛県の柑橘類生産農家が1994年に制定しました。

【恋人の日/6月12日】
ブラジルのサンパウロ地方では、縁結びの聖人アントニウスが没した前日の6月12日を「恋人の日」と呼び、恋人同士が自分の写真を入れたフォトフレームを贈り合う習慣があります。それにちなんだ記念日として、全国額縁組合連合会が1988年に制定しました。

ということで、バレンタインデーとホワイトデーを経て、オレンジデーまで続いたカップルが、5月13日のメイストームデーを乗り切って、来月の恋人の日までたどり着けることを願うばかりです。
スミマセン……大きなお世話かもしれませんね(笑)。

超小型衛星、ISSから最大年100機放出へ JAXA

2018年05月13日 09時15分32秒 | デジタル・インターネット

超小型衛星、ISSから最大年100機放出へ JAXA

2018年5月13日

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」から超小型衛星を放出する能力を大幅に高める方針を固めた。11日、ケニアなどの3機の放出に成功。2020年度には、現在の約20倍の年100機規模にして、新興国の需要を取り込む。

 超小型衛星は10センチ立方、重さ数キロ程度。市販の電子部品を使い、短期間に安く作ることができ、日本は多くの実績を持つ。数百機を使って、地上のインフラ監視や通信網の構築などの活用が見込まれ、世界でベンチャー企業の参入が相次いでいる。実業家の堀江貴文氏が出資する小型ロケットも、こうした衛星の打ち上げを視野に入れている。

 JAXAはこれまで、大型衛星と一緒にロケットに載せて宇宙空間で分離したり、補給船でISSに運び、「きぼう」から放出したりしてきた。現在は年5機程度だが、今後の需要増を見込んで「きぼう」にある放出用の装置を増やし、頻度も高めて20年度には最大で年約100機を放出できるようにする。

 ログイン前の続き小型で安価な特徴を生かし、独自の衛星打ち上げが難しい新興国の利用も促す。11日には、コスタリカとケニア、トルコの衛星を放出。今後、ルワンダの衛星も東京大と共同で開発・放出する予定で、新たな市場をリードするねらいだ。

 背景には、中国がカンボジアの衛星を打ち上げるなど、宇宙分野で新興国との関わりを強めていることがある。JAXA幹部は「ISSに実験棟を持つことは日本の強み。新興国への国際貢献を通じ、日本のプレゼンスを高めたい」と話している。(東山正宜