茅ヶ崎の事故「判断力、母は若いままのつもり」
高齢ドライバーによる交通事故は後を絶たず、横浜市内で2016年、通学途中の児童がはねられる事故などが起きている。
茅ヶ崎の死亡事故で逮捕された無職の女(90)の長男(62)は、取材に対し、「母は50年以上運転しているので、大丈夫だと思っていた」とした上で、「年をとって判断力が低下したという自覚もなく、若いままのつもりだったと思う」と沈痛な面持ちで話した。
昨年施行された改正道路交通法は、75歳以上の高齢者に対し、運転免許証の更新時などに判断力や記憶力を測定する「認知機能検査」を受けることを義務づけた。検査や医師の診断を経て、認知症と診断されると免許取り消しなどになる。