“新型コロナ”感染拡大 航空便や鉄道の運休相次ぐ(20/01/30)
あすは冬の様相 天気や気温の変化から目が離せない
2020年01月30日16:21
あす31日は、北海道では大雪が続きますが、降るエリアが変わります。きょうは太平洋側の東部やオホーツク海側で湿った雪が降りましたが、あすは冬らしく日本海側で雪の降り方が強まるでしょう。猛吹雪や吹きだまりで、見通しがきかなくなることも考えられます。
また上空1500メートル付近には、平地で雪の目安となる強い寒気(マイナス6度以下)が四国付近まで南下する予想です。このため、西日本でも山沿いは雪の降る所もあるでしょう。
関東はグッと寒く
きょうの東京都心の最高気温は17.5度と、4月上旬並みでした。ちょうど桜が満開になる頃の暖かさでしたが、あすは一転して北風の冷たい一日になりそうです。日中の気温は10度くらいまでしか上がらず、体に堪える気温差でしょう。こまめに手洗いやうがいなどをして、体調を崩さないようにしましょう。
暖冬とはいえ 強烈な寒気
北海道・札幌市の上空1500メートル付近にはマイナス20度以下の強烈な寒気が流れ込むでしょう。関東や山陰に流れ込む寒気は、平地で降れば雪になるような冷たい空気です。西日本ではまだ初雪が観測されていない所でも雪が降るかもしれません。暦の上では春という段階になって、全国的に今シーズンこれまでで最強の寒気。大雪や寒さに対応するためにも、最新の天気予報を確認して下さい。
日本の援助、「いいね」中国で15万超 新型肺炎めぐり
2020年1月30日 12時06分
日本政府は、新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国・武漢市(湖北省)への民間チャーター機の往路で、中国政府への緊急援助物資を運んだ。中国のネット上では感謝の声が広がっている。
28日深夜に武漢に到着した第1便には、中国向けに日本政府が手配したマスク約1万5千枚や手袋5万組、防護眼鏡や防護服などが積み込まれた。30日に到着した第2便も、地方自治体からの支援物資を運んだ。東京都は二つの便の合計で約2万着の防護服を提供しているという。
外務省によると、茂木敏充外相が26日にあった中国の王毅(ワンイー)外相との電話協議で協力を申し出て、中国側から求めがあった物資を送った。昨年はエボラ出血熱が流行するコンゴ民主共和国へ防護服を支援するなど、政府は感染症の流行に見舞われた地域への緊急援助を続けている。
日本政府からの支援が届いたというニュースは、中国版ツイッターの「微博(ウェイボー)」で広く拡散されており、15万を超える「いいね」がつけられた投稿もある。全国的に交通機関の停止や商業施設の閉鎖などが相次ぐ苦境の中の明るい話題として称賛を集めている。
28日午後には、武漢市と友好都市の関係にある大分市が医療用マスクを送り、その箱に「武漢加油(がんばれ)」と記されているというニュースが投稿された。「中国語で書いてくれるなんて」「心の底からありがとう」などと感動を伝える書き込みがあふれ、関連する投稿の閲覧総数は、29日までに3億8千万回にも上っている。
ほかにも、日本国内の店などが中国人向けに掲げた「同舟共済(ともに乗り越えよう)」「最重要的朋友(一番大切な友だち)」などといったメッセージの画像も、SNSで広く拡散されている。
2008年の四川大地震の被災地での日本の救援隊の活動を記憶している人も多く、つらいときに本当に必要な物を送ってくれることを意味する「雪中送炭」という四字熟語とともに、感謝を伝える人もいる。
「日本に行ってみたくなった」と記す人もいるが、中国では感染拡大を防ぐために、27日から海外への団体旅行は禁止されている。ただ、中国客の激減で日本の観光地が打撃を受けていることも広く知られており、こんな書き込みもあった。「ウイルスが去ったら絶対日本に応援に行く」「微力でも、今度は私があなたたち日本の経済に貢献します」