「人口、経済社会などの日本の将来像に関する世論調査」で「50年後の日本の未来は“暗い”」との回答が60%
「日本ってあまりよい国じゃないな・・・・」と思ってしまいがちですが、20~30代社会人男性への調査では
「やっぱり日本のほうがいいな」と感じること。
50年後はあの世ですが、住みよい日本を子ども孫のために願いますね!
日本が世界に誇れることTOP10
2014年10月25日(土)11:00
先進諸国のなかで「有休取得率が最下位」「最低賃金は最低水準」「若者の自己評価が最低」――いずれも各種調査で指摘された日本の実態だ。さらに内閣府が10月18日に発表した「人口、経済社会等の日本の将来像に関する世論調査」によると、「50年後の日本の未来は“暗い”」と答えた人が6割に上ったという。こんなニュースばかり目にすると、つい「日本ってあまり良い国じゃないな…」と思ってしまうもの。
だが、実際に海外に行ってみると、「やっぱり日本のほうがいいな」「世界に自慢できる」と感じることは多い。そんな「世界に誇れる日本の良いところ」について、20~30代の社会人男性200人に調査してみた。
●世界に誇れる“日本の良いところ”TOP10
(1位~3位まで回答。1位は3pt、2位は2pt、3位は1ptとし集計。協力/アイ・リサーチ)
1位 治安が良いところ(345pt)
2位 交通機関が時間に正確なところ(242pt)
3位 清潔な環境(151pt)
4位 生水を飲めるところ(93pt)
5位 商品の品質が良いところ(81pt)
6位 繊細で多様な食文化があるところ(60pt)
7位 温泉や入浴の文化があるところ(58pt)
8位 多様なサブカルチャーがあるところ(47pt)
9位 コンビニが普及しているところ(41pt)
10位 自販機が普及しているところ(31pt)
トップは圧倒的に「治安が良いところ」。特に多かったのは「夜でも女性が安心して一人歩きできる」という意見。海外留学や旅行の経験がある人は、それを痛感しているようだ。米FBIの発表で犯罪率の低さが世界一とされていることも、大きな安心感だろう。
そのほか上位にあがった項目に寄せられたコメントを紹介しよう。
【1位 治安が良いところ】
「夜中に出歩いても大丈夫な国は滅多にない」(29歳)
「災害時に、外国ではコンビニ襲撃。日本人は長蛇の列でも並んで買い物をしている」(26歳)
「島国特有の温和な人間性が治安を保っている」(23歳)
「落とした財布が無事に戻ってくる。席に荷物を置きっぱなしにしても置き引きに遭うことはほとんどない」(28歳)
【2位 交通機関が時間に正確なところ】
「細かく、正確に、安全に運行を行うことで、信頼性を高めている」(29歳)
「時刻表があてになる」(25歳)
「1分でも遅れると、すぐにお詫びの案内やニュースが届く。世界的に見てもこれは大きな誇り」(28歳)
「分単位、秒単位でオペレーションされる公共交通機関はもはや奇跡!」(29歳)
【3位 清潔な環境】
「ゴミが落ちていたら拾うという風潮がある」(29歳)
「公共の場がきれい」(22歳)
「外国は大通り以外は汚いイメージがある」(29歳)
「健康に害を及ぼす環境が少ない」(26歳)
【4位 生水を飲めるところ】
「生水を飲んでもお腹を壊さない」(27歳)
「上水道、下水道の整備の状況は素晴らしい」(29歳)
「ペットボトルの水ばかりを飲まなくていい」(24歳)
「ほかの国では生水は飲めないと聞き、日本のすごさを知った」(24歳)
【5位 商品の品質が良いところ】
「日本製のブランド力は自慢」(26歳)
「日本製は壊れにくく裁縫などがきっちりしている」(28歳)
「真摯に商品を作っていることが明らかである」(26歳)
「品質はもちろん、クレーム対応もすばらしい」(27歳)
6位の【繊細で多様な食文化】をあげた人からは、「和食の繊細な味は魅力的」(26歳)、「食に芸術性がある」(29歳)、「日本食ブームが素晴らしさを物語っている」(25歳)など、和食の魅力を指摘する声が多数。7位の【温泉や入浴の文化】には「温泉に入りながら紅葉や雪景色を見る贅沢」(28歳)との風流な声が。8位の【多様なサブカルチャー】についても、「そこから派生した声優カルチャー、コスプレカルチャーなど幅広い文化が日本から生み出されている」(27歳)と誇らしげなコメントが見られた。
こうして見ると「日本が世界に誇れる部分ってたくさんあるもんだ」と改めて気づかされる。いろいろ問題はあるにせよ、やっぱり僕らは恵まれた環境で暮らしているんでしょうね。