なおじい(HOBBY:カメラ・ビデオ撮影・DVDオーサリング/資格:ラジオ体操指導員・防災士・応急手当普及員)

身についている『ワザ 』でボランティア活動・地域社会とのコミュニケーション、楽しいシルバーライフ目標で有意義に過ごす 。

日本食の代名詞「梅干し」の効用? その歴史は?

2016年04月29日 07時09分03秒 | ブログ

   2016年4月28日

日本食の代名詞「梅干し」の効用? その歴史は?

 

太陽の光に当たることで、まろやかな風味に

太陽の光に当たることで、まろやかな風味に

ごはんのおかずに、おにぎりの具に、今も昔も欠かせない「梅干し」。
定番のしそ漬けをはじめ、カリカリ梅、減塩梅干しなど、さまざまな種類の梅干しが店頭に並びます。
昔から殺菌、解毒などの効果があるとされてきた梅干しには、「梅干しをおへそに貼ると、乗り物酔いに効く」「梅干しをこめかみに貼ると、頭痛に効く」なんて伝承があるほどです。
抗アレルギー作用や、抗酸化作用がある、という研究結果も報告されています。
今回は、そんな梅干しにまつわるお話をご紹介します!
 

生では食べられない梅の実。どうしたら安心して食べられる?

バラ科サクラ属の木であるウメ。
原産地は中国で、現在でいう四川省や湖北省付近の山岳地帯だとされています。
日本には弥生時代の頃に、モモやカキとともに伝来したようです。

梅の実は、種に青酸が含まれるなどの問題があり、生食されることはほとんどありません。
「たわわに実った梅の実を、どうにか食用にできないだろうか?」人びとが考え出したのが、「干す」「塩漬けにする」などの加工法でした。
昔、砂糖や酒はとても高価でした。庶民が気軽に楽しめる加工法が「塩漬け」だったという説もあるようです。
 

梅干しは何十年も保存することができるって、ホント?

長く保存すると水分が蒸発し、塩の結晶が
長く保存すると水分が蒸発し、塩の結晶が
梅の実を塩漬けにすると、クエン酸をたくさん含んだ果汁が出てきます。
これを「梅酢があがる」と言い、この状態の梅を「梅漬け」と呼びます。
さらに実を干すことで水分を減らし、風味や保存性を高めたものが「梅干し」です。

なかには、何十年も前に漬けられた梅干しが保存されている例もあるのだとか。
そうした梅干しは、塩が大きな結晶になっています。長い年月がたって、水分が蒸発したためです。
水分が蒸発して塩分が多くなると、微生物が活動できなくなり、何十年も腐らずに保存できるというわけです。
 

カリカリ梅はどうしてカリカリ? しそと一緒に漬ける理由は?

食欲がない時に、ぴったりの一品
食欲がない時に、ぴったりの一品
梅干しを作るのには、黄色く「完熟」した実が使われます。
しっかり熟していない実は果肉が少なく、干すと種と皮だけになってしまうからです。
ところが、完熟していない若い実で作る梅干しもあります。それは「カリカリ梅」。
さらにカルシウムを加え、果肉に含まれるペクチンとの作用で、カリカリと硬い食感にしています。

梅を漬けるのに、よく使われる「赤じそ」。
青じそより香りは弱めですが、鮮やかな赤い色が魅力です。
塩漬けにした梅を太陽の光に当てると、梅の実に含まれる色素が化学反応を起こし、黄色から淡いピンク色に変わります。さらに数年置いておくことで、次第に紅色になっていきます。
「もっと早く、赤い色にしたい」江戸時代にそう考える人が現れたのが、赤じそを使って漬けるようになった理由だそう。昔の人は、意外とせっかちだったのかもしれませんね。
 

薬用に、そして食用に……戦国武将たちの思惑

6世紀に成立した中国の書物「斉民要術」には、「白梅(干した梅)」「烏梅(燻製)」「青梅(蜜漬け)などの加工法が出てきます。
とくに、梅の実を真っ黒に燻した「烏梅」は、薬用として珍重されました。
この烏梅を日本に持ち帰ったのが、遣隋使、遣唐使の人びと。解熱剤や咳止めとして使われたようです。

「うめぼし」の名前が最初に文献に現れるのは、室町時代。武家の食卓に「ムメほし」が並んだとの記録があります。
同じ頃、全国にウメの木の栽培が広まり、「梅酢」が重要な調味料になっていきました。
醤油が普及する以前、「日本食」の味わいは現在とはだいぶ違うものだったようですね。

戦国時代には、傷の消毒や気付け薬、病気予防などに梅の実が有効であるとの理由で、ウメの植樹が奨励されました。音頭をとったのは、各地の武将たち。
小田原や水戸、紀州田辺などの城下町に梅林が残っているのは、こんな理由があったようです。

── まもなく、青果店やスーパーの店頭に青い梅の実が並ぶ季節。
梅酒や和菓子など、梅干し以外の加工法については、また次回にお届けします。
 

太陽の光に当たることで、まろやかな風味に

太陽の光に当たることで、まろやかな風味に

ごはんのおかずに、おにぎりの具に、今も昔も欠かせない「梅干し」。
定番のしそ漬けをはじめ、カリカリ梅、減塩梅干しなど、さまざまな種類の梅干しが店頭に並びます。
昔から殺菌、解毒などの効果があるとされてきた梅干しには、「梅干しをおへそに貼ると、乗り物酔いに効く」「梅干しをこめかみに貼ると、頭痛に効く」なんて伝承があるほどです。
抗アレルギー作用や、抗酸化作用がある、という研究結果も報告されています。
今回は、そんな梅干しにまつわるお話をご紹介します!
 

生では食べられない梅の実。どうしたら安心して食べられる?

バラ科サクラ属の木であるウメ。
原産地は中国で、現在でいう四川省や湖北省付近の山岳地帯だとされています。
日本には弥生時代の頃に、モモやカキとともに伝来したようです。

梅の実は、種に青酸が含まれるなどの問題があり、生食されることはほとんどありません。
「たわわに実った梅の実を、どうにか食用にできないだろうか?」人びとが考え出したのが、「干す」「塩漬けにする」などの加工法でした。
昔、砂糖や酒はとても高価でした。庶民が気軽に楽しめる加工法が「塩漬け」だったという説もあるようです。
 

梅干しは何十年も保存することができるって、ホント?

長く保存すると水分が蒸発し、塩の結晶が
長く保存すると水分が蒸発し、塩の結晶が
梅の実を塩漬けにすると、クエン酸をたくさん含んだ果汁が出てきます。
これを「梅酢があがる」と言い、この状態の梅を「梅漬け」と呼びます。
さらに実を干すことで水分を減らし、風味や保存性を高めたものが「梅干し」です。

なかには、何十年も前に漬けられた梅干しが保存されている例もあるのだとか。
そうした梅干しは、塩が大きな結晶になっています。長い年月がたって、水分が蒸発したためです。
水分が蒸発して塩分が多くなると、微生物が活動できなくなり、何十年も腐らずに保存できるというわけです。
 

カリカリ梅はどうしてカリカリ? しそと一緒に漬ける理由は?

食欲がない時に、ぴったりの一品
食欲がない時に、ぴったりの一品
梅干しを作るのには、黄色く「完熟」した実が使われます。
しっかり熟していない実は果肉が少なく、干すと種と皮だけになってしまうからです。
ところが、完熟していない若い実で作る梅干しもあります。それは「カリカリ梅」。
さらにカルシウムを加え、果肉に含まれるペクチンとの作用で、カリカリと硬い食感にしています。

梅を漬けるのに、よく使われる「赤じそ」。
青じそより香りは弱めですが、鮮やかな赤い色が魅力です。
塩漬けにした梅を太陽の光に当てると、梅の実に含まれる色素が化学反応を起こし、黄色から淡いピンク色に変わります。さらに数年置いておくことで、次第に紅色になっていきます。
「もっと早く、赤い色にしたい」江戸時代にそう考える人が現れたのが、赤じそを使って漬けるようになった理由だそう。昔の人は、意外とせっかちだったのかもしれませんね。
 

薬用に、そして食用に……戦国武将たちの思惑

6世紀に成立した中国の書物「斉民要術」には、「白梅(干した梅)」「烏梅(燻製)」「青梅(蜜漬け)などの加工法が出てきます。
とくに、梅の実を真っ黒に燻した「烏梅」は、薬用として珍重されました。
この烏梅を日本に持ち帰ったのが、遣隋使、遣唐使の人びと。解熱剤や咳止めとして使われたようです。

「うめぼし」の名前が最初に文献に現れるのは、室町時代。武家の食卓に「ムメほし」が並んだとの記録があります。
同じ頃、全国にウメの木の栽培が広まり、「梅酢」が重要な調味料になっていきました。
醤油が普及する以前、「日本食」の味わいは現在とはだいぶ違うものだったようですね。

戦国時代には、傷の消毒や気付け薬、病気予防などに梅の実が有効であるとの理由で、ウメの植樹が奨励されました。音頭をとったのは、各地の武将たち。
小田原や水戸、紀州田辺などの城下町に梅林が残っているのは、こんな理由があったようです。

── まもなく、青果店やスーパーの店頭に青い梅の実が並ぶ季節。
梅酒や和菓子など、梅干し以外の加工法については、また次回にお届けします。

撮影地情報(桜)

2016年04月28日 19時29分29秒 | 撮影地情報

①名桜・古桜・一本桜 (MAPコード付き)

http://yutabi.cside4.com/sakura/kansai/index.html

 

②日本の名桜・一本桜 

http://tripplanner.jp/plan/dcf3e33ad6fe77886df9b03e8dca5c12

 

③一本桜 14選

http://guide.travel.co.jp/matome/34/

 

④全国一本桜

http://www.mag2.com/p/news/8747

 

⑤陶酔する一本桜

http://www.womenjapan.com/pages/life/1ponzakura.html


マイナンバー】システム障害で機構の無責任体質露呈 重い総務省の責任

2016年04月28日 14時38分10秒 | ブログ

鳴り物入りのマイナンバーシステムも相も変わらずお役所仕事やな。

マイナンバー】システム障害で機構の無責任体質露呈 重い総務省の責任

 秘匿性の高いカード発行を独占する機構は、省庁のように情報公開制度の対象になっておらず、責任が問われるはずの今春の役員人事では処分や引責辞任はなかった。無責任体質を放置した所管官庁、総務省の責任は重い。

 自治体の窓口では1月以降、カード交付時にデータ処理を行う機構の中継サーバーの障害が1日に1回のペースで発生。本来不要の再起動が50回以上も繰り返された。このほか大規模な障害が7回も発生したため、処理ができず申請者にカードを手渡せないケースが続発した。

 このため、滞っているカードの交付を少しでも促そうと日曜日の窓口開設を決めた自治体もあり、窓口職員の不満も募っていった。

 住民サービスの低下を危惧した京都府の自治体でつくる府戸籍住民登録事務協議会は2月、機構に改善を要求。千葉など政令指定都市で構成する指定都市市長会も4月8日、総務省に対し、機構への指導を徹底するよう求めるなど責任問題に発展していた。

 実は機構は1月22日、中継サーバーのシステム障害を受け「契約上の望んだ機能がない」と納品した情報通信会社に水面下で抗議している。機構は、この時点で選定企業にシステム構築・運用の能力がなかったことや自らの選定ミスを認めていたので、処分は避けられない状況だった。

 ところが、機構は3月下旬、西尾氏、副理事長(総務省出身)、理事(同)の役員3人の留任を決定。機構は処分見送りの理由について「役員一丸となり円滑なシステム運用ができるよう原因究明に全力を尽くすことが肝要だ」として責任問題から逃避した。

 監督する立場の総務省は、自治体が氏名や住所の個人情報を共有する住基ネットを平成14年に導入。2千億円超の税金を投じながら、住基カードの交付はたった710万枚(昨年3月)で、普及率は5・5%にすぎなかった。

 住基カードの普及に失敗した苦い経験は、官僚として無(む)謬(びゅう)を誇りたい総務省のトラウマとなり、マイナンバーシステム障害の責任追及の妨げになっている。政府高官も「新システムの導入時に障害は起こるものだ。処分はなじまない」と静観する構えで、今後も無責任体質が続く可能性がある。(比護義則)