料理の素材を科学する!ってほどでもないけれど

食材や料理についてまとめてみました。
クイズや脳トレもありますよ。

加須津毛瓜

2022年05月21日 | グルメ
【5月23日は何の日】丈山忌
   書家の石川丈山の1672(寛文12)年の忌日


【前の答】新型栄養失調
Q1,ビタミンは何種類あるでしょうか?
    a,9  b,11  c,13  d,15
     →c,ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、
      ナイアシン、ビオチン、パントテン酸、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、葉酸、ビタミンKの13種類です。

Q2,ビタミンのビタはラテン語に由来しますが、何という意味でしょうか?
    a,生命  b,血  c,肉  d,魂
     →a,

Q3,日光を避けると不足してしまう栄養素は何でしょうか?
    a,ビタミンA  b,ビタミンC  c,ビタミンD  d,ビタミンE
     →c,紫外線を浴びることによって皮膚で合成されるビタミンです。

Q4,タンパク質は英語でプロテインといいます。
  語源はギリシャ語ですが、どんな意味でしょうか?
    a,生き生きとした  b,身体をつくる  c,健康  d,第一人者
     →d,

Q5,緑色、赤色、黄色のピーマンに含まれるカロテンが多い順で並べるとどうなるでしょうか?
     →赤色>緑色>黄色。
      カロテンはプロビタミンAと言って、体内に入ってビタミンAに変わります。



【脳トレの答】磯辺焼



【今日の話】
ボクの歴史は古く、長屋王邸跡から出土した木簡に
「進物加須津毛瓜(たてまつりものかすづけうり)」とありました。
当時はドブロクの上澄みを酒として飲み、
下に溜まった液体に野菜を漬けた香の物として珍重されていました。
平安時代の『延喜式』には、瓜、冬瓜、ナスの粕漬けが載っています。
江戸時代になって、奈良で糸屋宗仙がシロウリの粕漬けを
ボクという名で売り出し大評判となりました。
奈良に来た将軍にこれを献上したところ大変気に入られ、
江戸に呼ばれて店を開いたと言われています。
ボクの製造過程を教えましょう。
4か月から半年ほど塩漬けしたものを酒粕に漬け込む下漬けは3か月〜5か月。
さらに新しい粕に代える中漬けが3か月〜5か月。
再度粕を代えて6か月~10か月ほどの本漬け。
繰り返し漬け代えることで水分と塩分を抜いていって、短いものでも12か月、
つまり1年以上かけて作られているんだ。
長いものになると5年、6年と漬けているものもあるんだよ。
長く漬けていると黒くなっていくんだ。
ボクはできあがるまでに時間と手間がかかるけど、
保存性に優れていることもあって、
「漬け物の王様」なんて言われることもあるんだ、エッヘン。
ボクは酒粕の風味をストレートに感じる味わいが特徴ですが、
ちょっと苦手な場合は切って3日以上冷蔵庫で寝かせるとアルコールが飛び、味がまろやかになりますよ。
ボクの仲間はわさび漬、守口漬、山海漬などがあるのさ。

Q1,長屋王は何時代の人でしょうか?
    a,弥生時代  b,古墳時代  c,飛鳥時代  d,奈良時代

Q2,ボクを大好きなあまり、糸屋宗仙を江戸に呼び寄せた将軍は誰でしょうか?
    a,徳川家康  b,徳川家光  c,徳川綱吉  d,徳川吉宗

Q3,JAS(日本農林規格)によるボクの定義では、何%以上のアルコールが含まれていないといけないでしょうか?
    a,1.5%  b,3.5%  c,5.5%  d,7.5%



【今日のひと言】失敗とは、成功までのあと一歩に気がつかないこと

【今日の脳トレ】


【今週の一枚】
コメント (2)
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