暴利を貪る米問屋

FX専門。Mの根っこの金をワールドニュースから読み解く手法。伊勢外宮詣はマスト。
投資における責任は負いかねます

株価予想日記#55

2020-09-07 08:09:39 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。

 

 

 

<今日の私的材料>

  • 今週11日(金)はメジャーSQ(メジャーSQで手じまい売りと見ているアナリストが多い。警戒)。注意!

…先週後半の米急落は、PERが現在27倍の米株なので、35%の急落があっても不思議ではない、とSBI証券の北野さん。マネックス証券・広木さんは、きわどい調整だった先週、ナスダックバブルは弾けるか、とも見るが、個別ではそうかもだが、マーケット全体で見るとナスダックバブル崩壊的なものでもなさそう、と。しかし、深く長い調整かも、とも。

2017のVIXショック時はイールドスプレッドが3%を切ってから急落となった。今回は3.7%での急落。(イールドスプレッド=株の益利回り-米10年債利回り)。故に、リスク管理が健全になされているマーケットでの今回の下落。⇒月・火曜は小動きで、23000割れで押し目が入ると見られている。トランプが「株価最高値!僕が大統領でよかったね!」と株価自画自賛のツイートをすると、直後に株価が急落するというジンクスが今回も当てはまった。

今日は中国8月貿易統計が発表されるが、赤字幅が小さいようであれば、(最近声を潜めていた)トランプの恫喝が再びあると見られている。そして、やられたら必ずやり返してくる中国。

…先週末は気になる海外材料がたくさんありましたが。

①スイスが為替介入に言及(このところのフラン高で)。

②独政府が「インド太平洋政策」指針を採択(9/2)。「独にとって、インドと太平洋地域は大切なのだ!」と「!」入り。「戦略」における指針らしい(独の意向はEUの意向(2020後半の議長国は独だし))。EU全体が反中国を表した中国外相の訪欧でしたが、今の世界の中国・ロシア・米民主 vs 米共和党・5eyes+5powers、という構図に何か関係があるのでしょうか。独は、ロシア野党党首の毒物攻撃事件においても具体的に言及を始めており、「数日以内に露から(毒物の)説明がなければ、(露に対する)制裁の議論をしなければならない」と独外相。”何かを急いでいるようだ”と受け止められていました(毒物に関しては米は露の味方)。独外相が、「プーチンが毒物攻撃解明に協力しなかった場合、ノルドストリーム2(ロシアとEUの天然ガスパイプライン)の建設の見直し検討」と表明(メルケル首相は「パイプラインと毒は離して考える」と言及しているが。揺さぶりか)。天然ガス価格の暴落で頭を抱えているプーチン(歩が悪いとすぐにパイプラインの元栓を締める)。元栓の開閉さえもできなくなってしまう事態になると外貨が稼げないプーチン。

③欧州の投機筋が、利回りの良いアジア債へ資金を投入している。

④今週控えている米国債入札は銘柄統合なので注意。

⑤中国のAI企業が米アップルを提訴(上海の裁判所に)⇒特許を侵害されたとして(siriにおいて)。…訴えがもし認められれば、アップルにとって米国に次いで重要な中国市場で「iPhone」などの主要製品が販売できなくなる可能性がある。(ナスダックの2日連続大幅安の因はこれか?)

⑥米大統領選郵便投票の書類郵送が一部の州で始まった

⑦菅さんと日銀の連携は強く、「早め早めに動く」と見られている(菅さんは為替へのアクションが早いと見ているマーケット。円高を嫌う菅さん)。

⑧中国人民銀行:金利上昇方向に誘導し業績改善を計っているが、期待は逆へと動く恐れあり。金利の上昇誘導は、銀行の利益率のみ追い風となるだけであり、当局の政策正常化を急いだ結果、民間の借り手が痛手を受けることに。しかし、

          • 金利を高くして投機抑制を計りたい当局(不動産価格のみ回復している今) vs
          • 金利が高いと小売売上高(個人消費)が戻ってこない

⇒故に人民銀行は、銀行の与信コストの増大リスクを管理する、と。不動産融資に使われるのではなく、製造業や中小企業に振り向けるようにする、と(見張っていく、と)。⇒故に「銀行融資の構造調整はある程度進展している」とも。⇒しかし、これが与信コストをカバーできているかは、わからない。?だ。⇒金利上昇で利益率アップの銀行にとって、不振が続く中小企業の経済低迷は、抜け出せないのなら、回りまわって銀行自身の弊害(不良債権化)となるだろう。

…モーサテ・プロの視点

①SBI証券:北野さん

「コロナ第3波に警戒」…過去最多を抜いてきた欧。米もレーバーデー明けに増えると見られる。⇒1波2波では株上昇したが、3波での崩壊に注意。

②マネックス証券:広木さん

外国人から期待されている、菅さんの構造改革。⇒”省庁の縦割り・官僚をうまく使いこなす”&安倍さんのやり残したことを菅さんはやると、外国人は見ている。⇒「日本が変わる」と受けとれば、外国人は来る。

③楽天証券

米マーケット下落の、リスク回避の円高に注意、&米上院の共和党と民主党の合意がなければ、米の雇用と資金繰りは剥げる。

④日本株専門外国人投資家

次期政権で、企業の事業改革バランスシート株主還元が強化されれば、3-5年の中期orそれ以上の長期保有もある、と。アベノミクスの企業統治の徹底、&安倍踏襲で、防衛・ハイテクに力

…中国が戦略物資の備蓄を急増させている。

原油・穀物・コバルト(リチウムイオン電池の材料)・カリウム(肥料)

⇒先手を打って動いている中国。

 

 

 


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