暴利を貪る米問屋

FX専門。Mの根っこの金をワールドニュースから読み解く手法。伊勢外宮詣はマスト。
投資における責任は負いかねます

株価予想日記#346

2021-12-03 08:06:20 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。


<今日の私的材料>

  • WHO。オミクロンについて「不明な点多いも、既存ワクチンは有効」

…故に「リスク回避ムードの低下(『リスク回避行動取るは無い』という見方がマーケットに広がり始めた)」と大和証券キャピタルマーケットアメリカの森本さん(今朝モーサテ)

「迷いの中での、買い場な今。不透明感強くても大丈夫な銘柄として、apple・テスラ・エヌビディアが人気」とも森本さん。

(も、速報で米連邦取引委員会が『エヌビディアによる英アーム買収が実現すれば、半導体市場の競争を阻害する』として買収差し止めを求める訴訟を起こしたブルームバーグ報道。英米の共和党 vs 米民主党という構図が隠れているか)

シスコNYの平松さんも「楽観的見方が広がってきており、オミクロンの脅威は失いつつある」と。∴カード会社・金融が上昇なNY。

∴生保・カード企業の資金の運用益が上昇と見ての。一昨日ワールドマーケッツ近藤さんも「年金資金はナスダックからは逃げない」と。∴ナスダックの大幅クラッシュも無い、と。

…今夜の11月雇用統計の数字も「強い」とマーケットは見ています。

        • もし市場予想を下回ったなら「FRBへの不信任が強まる」
        • もし市場予想を上回ったなら「グロース株下落な今なので、過剰に反応してくると見られる。∴グロースの買い場が来る」

と森本さん。

直近でのグロース(ナスダック)下落は、Fed・パウエルの”タカ派変身”による名目金利上昇とBEI低下が同時進行し、→∴米実質金利が上昇を強めたことによるもの。

特に5年実質金利が上限らへんまで上昇している今。(GOLDはもう説明がつかない動きな今。今日は実質金利・現物国債金利・先物国債金利全てが上昇&株安一服での売りか)

…米の債務上限引き上げ期限が近付いているので、T-Billカーブは10月と同様、テクニカルデフォルトを織り込んでいるNYですが(時事速報『米下院で来2/18までのつなぎ予算法案を可決した』と)

「米社債・低格付けHYを敬遠、利上げ意識して年初来安値更新」という記事がありましたが。

国債に対する利回り差(スプレッド)も拡大中な今ですが、「過去のコロナ変異株・中国経済減速時でもHY債は底堅く推移」してきたことから「今は大きな調整局面を予兆するような大きなボラを伴うわけでもなく、”一過性の調整の域”である」と見るマーケット参加者が多数。

…米露首脳会談が近く開催される見通しに。「NATOが国境近くで活動している事への対応」とプーチン談。ウクライナ国境に物凄い数の軍を送っているロシア。かなり緊迫している今。

先週日曜日のMXテレビ”寺島実郎の世界を知る力”では「今のパワーバランスは、ビザンチン(東ローマ) vs ロシア正教」と、”キリスト教派の対立”として上手く例えていましたが。

ソビエト崩壊で失った領土を取り戻したいロシア(失った領土は西側に取られてしまったので)

…香港:TVBニュース。一昨日の阿倍元首相の「中国の台湾統一という冒険は、中国的自殺となる」という大々的な声明について、中国の報道官(強面ではない人)が「極めて誤った見方だ」と安倍さんを批判した、とのニュース。(なぜ今朝流すのか)

米国とEUが2日に国務省で「中国の行動への強い懸念を表明する(台湾海峡、東・南シナ海での中国の一方的な行動に対し)」と共同声明を発表しています。

&人権問題についても協議した、とも。中国の反発は必至。

…OPECプラス。

来月の生産を、従来通りの40万バレル/日とした産油国。

この先、”原油需要は不透明”とされているが(来年の利上げが経済へ悪影響を及ぼすと見られ。も、コロナ禍ではこの教科書的な予測が悉く覆されてきた経緯アリ)、米が増産を繰り返し求めてくるので(2014年以降、産油・原油輸出ともに世界1位なのは実は米。も、シェールオイルはコストが非常に高く、利益(採算)が取れない)、衝突を避けるために増産するとしたOPECプラス。

も、「必要なら生産調整する(増産計画の変更もある)」ともしっかり伏線を引いたOPECプラス。「年明けには需要は頭打ちと見て、年明け2月に生産量を協議する」とも。

これに対しマーケットは「1月に増産停止する」と見る向き多数。



よろしくお願いいたします。