暴利を貪る米問屋

FX専門。Mの根っこの金をワールドニュースから読み解く手法。伊勢外宮詣はマスト。
投資における責任は負いかねます

株価予想日記#353

2021-12-13 08:32:59 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。


<今日の私的材料>

  • ニューカレドニア:住民投票、96%以上が独立否定(仏のまま)

…今週は中銀ウィーク・13日OPEC月報・14日IEA月報。15日に中国の11月固定資産投資と社会消費品小売総額発表。

…Fedタイトニング開始以降の米SP500のパフォーマンスは、インフレ状況と利上げスピードによって異なる。高インフレ(>3.0%)の際が最もパフォーマンスが悪く、平均で開始後4ヵ月間で7.5%下落している。

…来年利上げオッズは、96%が「5月・7月・11月」。(旧予想は6.9.12月)

  • 信頼しているTwitterの方①。

…「CPI後のGOLD、上は1787$・下は1780$・現在1782$。年次の6.8%は市場予想通りだったが、月次では0.8%と予想の0.7%を上回る数字でした。6.8%というCPIの伸びは1982年6月以来という事でほぼ40年ぶり。やはり米のインフレはもはや否定しがたい状況。(も、気をつけなければならないのは”ヘリコプターマネーで作られたインフレ”だということ。純粋な力のインフレではないということ)

…「ゴールドとパラジウムが再び逆転。パラジウムがゴールドを下回った」

  • 信頼しているTwitterの方②。

…「米イールドカーブはCPIが予想の範囲内だったことからスティープニング化した。週間でも国債や社債発行が影響し、2年物30年物は過去5週間で初めてスティープニング化して引けている。また、利上げ期待は低下したが、まだ来6月までの1回の利上げは織り込まれている」

…「米ドットコムバブルの象徴だったインベスコETFとARKKをそれぞれバリュー株の代表であるバークシャハサウェイと比較すると、両社は同じような軌跡を辿って下落傾向を強めている」

…オッズ。「2022年に利上げ3回」96%↑に。&トレーダーが「よりタカ派のFRB政策」に賭けたため、米2年債利回りは0.7%を超えた。

…習。警衛局長に軍幹部登用(習と軍は過去に対立していた)。終身最高指導者就任への布石か。

…「米CPI上昇が懸念される中、住宅賃貸価格にピークアウトの兆候が見られている。全米100都市のうち53都市で、11月の賃貸価格が前月比で下落に転じている。住宅価格と賃貸価格上昇が帰属家賃を押し上げているが、賃貸価格のクールダウンは4-6ヵ月のラグにてCPIに反映されるため、今後、マーケットは変曲点を探るだろう」

  • ZeroHedgeさん。

…「米SP500が引け値ベースでの最高値を更新する一方、バブルバスケット(ARKK/赤字ハイグロース株/モメンタム株/SPAC/BTC)は週後半に勢いを失っている」

  • 日経ヴェリタス12/12版:フィデリティ投信・重見吉徳さんの2022年の見通し。

…バイデン大統領:中間選挙に向け、いったん今までのリベラル(格差是正/インフラ投資/気候変動対策/金融緩和による介入的政策)とは逆方向に向かうと見られている。

→人々の生活への”束縛”をいったん解除すると見られる(圧抜きで)(パンデミック時に『単独で決められない民主党』が露呈してしまった)

…も、米経済はまだまだ上昇方向と見られている。

        1. (時間外での)賃金上昇中
        2. 個人家計のバランスシートが過去最高に健全な今。(Ⓐパンデミック期間でクレジットカード債務が減少した。Ⓑ過去最低水準の自己破産率&差し押さえ率)
        3. 起業は大幅な実質金利マイナス(低水準)を利用して、設備投資&在庫投資を積極化(欠品etc. を避ける為)
        4. 企業の省力化&自動化(not人)への投資が拡大中。大企業ほど”未来に投資中”な今。

→∴1~4によって、来年も米経済が世界経済をけん引すると見られている。

…マーケットは「来年半ばまでに米インフレ率は3%を超える」と見ている。(後半は2.5%程度に落ち着くとも)

…サブプライム問題の継続・住宅価格指数の過去最高の伸び・”賃金上昇”が商品やサービスの価格に転嫁されてくると見る。

&今後は起用同士での賃金上昇合戦となるので、①物価押上げ(インフレ⇑)、②労働者による賃金大幅up要求デモ(スト)も要懸念。

…マーケットコンセンサス予想によると、MSCI先進国株式指数の2022年の増益率は7.1%と平年並みの伸び率となっている(色々な事案で拮抗)

も、過去則(連動性)から見ると、

          • インフレ2%の時:業績の伸びは10%。

→来年は「前半3%超・後半2.5%」と見るので、∴増益率は「10%⇑」となるはずなのだが。

→この「10%⇑」との乖離を埋めるのは(拮抗因)、①供給リスク(サブプライムチェーン問題)が売上高を抑制する・②新型コロナ拡大。(①②はリスクオフ因でもある)

→も、それ以上に米経済は強いので、業績の上方修正の可能性すらあると見られている。

…インフレ時は、

        • 『×:グロース、成長銘柄』『◎:バリュー、割安銘柄』
        • 『×:大型株』『◎:小型株』
        • 米以外の市場も好調となると見られる
        • 実物資産はREIT(不動産)が優位
        • GOLD・コモディティはインカム(金利)が無いので軟調か。
        • インカムを得られる不動産投資は、(歴史的に見て)まだまだ低金利な今の米においては優良投資先(FRBの利上げを見込んでの)
        • まだまだ低金利なので(お金の借り手に有利)、∴高債務企業のデフォルト危険率も高いと見て、REITと共にHY債も優位
        • ∴「全てに強気」だが、唯一弱気なのは「貨幣」のみ。∴「貨幣からの逃避を」と重見さんの総括。


よろしくお願いいたします。