こんにちは。
<気になる材料>
- COURRIER JAPON(クーリエ)の記事と、昨夜のMX WORLD MARKETZのシカゴ在住ストラテジスト:滝澤さん。
…「アゾフ海ネタ」でリスクオフ様相のNYでしたが。→∴欧米共にソブリン買いへと。
なぜソブリン(国債)買いへと向かったのか。
→欧州と英の急激な金利下落が、CTAや市場のポジショニングにペイン(金利正常化からの”引き締め懸念”で、皆ショートへ)へと導かれた。
→”システマティックな問題”はまだ起きていないものの、皆が一斉に手仕舞いで出口に殺到した。∴金利が下落スパイラル入りに。
→典型的な『過剰流動性(コロナヘリコプターマネー)の罠(副作用)』。為替市場を通じての”マクロ伝播”でもある為、米マーケットも”対岸の火事”では済まされず。
→∴「今はドルユーロベアを見ておくのが吉」。
Twitterの方は「独10年物BEIが、2011年以来の2.19%にまで上昇!それに伴い、米国同様、実質金利が急激に低下している」と。(&ノルドストリーム2建設会社が破綻申請検討)
…クーリエジャポン記事(『ロシア国営通信が”勝利記事”の予定稿を誤送信!その証明記事でバレた”プーチンの真の狙い”』)と、WORLD MARKETZ滝澤さんの分析を合わせると、今回の問題の深部が見えるような。⇓まるっと⇓。
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- 今回の戦争は「米英 vs 中国」が(陰の)メインテーマ(デジタル人民元 vs デジタル米$の通貨覇権争い)。
- 英国は、本当はロシアとは戦争をしたくない(ロシア強いので)。
- 「中国をメインでやっつけたい」が、米英経済制裁の目的。
- 「ランドパワー(米英。強硬派) vs 大陸パワー(オランダ・独・ベルギーetc. 。穏健派。大陸で繋がっているので強い)」→経済制裁(本丸は中国)で”実り”が無ければ、大陸パワーが強くなり、∴ウクライナはNATOには加盟させない、という結末になる。
- 戦争が終わっても、経済制裁はすぐには解かない。
- プーチンが「核」を使うとしたら、それはロシア内で”反プーチン”の軍内部によるクーデターが起こった時。(滝澤さん『恐ろしいことになる』と)
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…米超長期国債利回りが失速。ロシアウクライナの戦争で、”有事の$買い”ではなく”安全資産の米国債”だった昨夜NY。
Twitterの方。「地政学で変わった米利上げ織り込み」
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- 3月は0.45%から0.25%に低下。
- 0.5%利上げの織り込みが剥がれた。
- 年内は6.8回→5.1回へ低下。
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→金利上昇を狙う人が多かったので、”今は様子見”で米国債買いの方が強くなっている(安全資産として)が、「ウクライナ情勢でも米経済は落ち込まず、金利は再び上昇に戻る」と考えているトレーダーの方が多い、との事。
も、「JPモルガン:昨年夏の時点で、米2兆$の超過貯蓄のうち1/3が消費者のボトム80%で保有されていたが、その後これらの過剰貯蓄のほとんどがすでに消費に回されたと確信している(インフレ⇑で?貯蓄が生活費に?)」
…ウクライナ外相「ロシアに対し戦争終結を呼び掛けるよう、中国に要請」
…ロシア国防省から「アゾフ海の制海権を掌握した」との声明が出され、原油価格高騰へと。
アゾフ海:ロシアとウクライナにまたがる黒海北部の海域。
昨夜22時:WTI先物→101.50$・ブレント先物→103.90$。
緊張緩和示唆の報道無し。→リスクオフの様相へ。
…ウクライナで、インド人学生が砲弾に撃たれ死亡。
印外務省「ハリコフで砲撃受け死亡」と(どちらの攻撃かは不明)。
中国外務省報道官「情勢悪化している。各国に自制を促す」と。
…NATO即応部隊がルーマニアに到着(NATO軍基地に到着)。
仏500人の軍。これからNATO加盟国各国からの派兵が集まってくる予定。抑止力目的。
バルト3国のエストニア(ロシアと接している)にも戦闘機etc. 軍備や派兵を配置する、とも。
(→ウクライナは、NATOからの武器供与のほか、ブルガリアやスロバキアが保有する戦闘機全ても供与されている)
…カタール・アルジャジーラ。「トルコがボスポラス海峡の艦艇通過を制限」と。
ウクライナからの要請で。→∴ウクライナ側への支援についたトルコ。
…「ロシア苦戦が伝えられているが、既にロシア軍は立て直しを図っており、この先11∼23時間で都市部に対して無慈悲な無差別攻撃を開始すると見られている」~小谷哲男氏
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