おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- 米7年債入札堅調。昨日はフラット化だった7年&10年債利回り・2年&10年債利回り。30年超長期債が買われている今。2年&30年債利回り差は2年ぶり水準までフラット化。
…昨日、パウエル議長はBS縮小について「3月会合で議論する」と発言。その後「少なくとも1回の会合で更なる議論を実施」する方針を表明。(4月はFOMCは無いので)
発言を辿ると、”早ければ6月FOMCでのQT開始”が見えてくる。これは「『今年の夏にはQTを開始できる』としたウォラーFRB理事の発言と一致」とゼロヘッジさん。
…<ブルームバーグ>1/27.7:37
「クレジット市場のリスクを測る指標が、1/26NY時間に2020年11月以来の水準にまで上昇した。パウエルFRB議長はFOMC後の会見で『3月会合での利上げを意識している』と発言し、インフレに対応するために毎回の会合で利上げする可能性を排除しなかった。会見後、マークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは一時1.9bps(ベーシスポイント。1bp=0.01%)拡大して60.9bpをつけた(その前は56.6bpまで縮小していた)」
→米2年債利回りは、昨日FOMCからの一時1.208%(約2年ぶり高水準)をつけた。FRBが強く見ている米社債スプレッドは、長期で見ると上昇幅はまだ小幅な今(2020年3/19らへんが過去最高の上昇率だった)。
今後、社債スプレッドは上昇してくると見られているので(=売られる)、∴(エネルギーの反発も始まったばかりだし。&個人消費・住宅マーケットの低下も著しい今なので、米景気鈍化と見込んでの)「バリュー反発は数か月しか持たないと見ている。ヘッジファンドのリバランスに要注意」と野村G:草田さん。(今朝モーサテNY)
→社債が売られ、米超長期債(30年国債)が買われている今。→マーケットは「年5回」を織り込んだ(∴短期国債売りへと)。
…今夜はPCE(個人所得・支出)が出てきますが。
併せてECI(福利厚生が入ってる指標。福利厚生のコスト増かどうか)も重要となってくる、と日経FT。昨今の賃金上昇は、米家計貯蓄の価値を下げ始めている、とのマーケット参加者の声がある今。
…今のFRBのBS(バランスシート)を前回2015年利上げ時と比較してみると、
-
-
-
-
- 前回:2013年にバーナンキ議長が突然テーパリングを開始(利上げは2年後から)。
- 前回:2015年∼2017年の2年間をかけて利上げ。
-
-
-
(※2000年.3月のITバブル崩壊時は、2000年.3月~2002年.9月までの2年半をかけて利下げをした。∴”2年”が鍵か)
-
-
-
-
- 2017年:BS 4兆6000億$(他、負債として社債・CP・HY・MBS etc.)。
-
-
-
(※それが、上記負債の自然消滅を狙っているのか or 投売りをするのか。&減らした分、国債を買いオペするのか等々(イエレン財務長官は米国債買い推し)。∴QT大注目。も、FRBはマーケットを壊すことはしないと言われていたが『マーケットに背を向け始めている』との見方も有り)
-
-
-
-
- 2019年:BS 3兆7000億$。2年間で約1兆$減らした。
- 今:BS 8兆7000億$。「4兆$減らすと見られている」と野村G:ヤマコシさん(2年で?or 一気に?)。
-
-
-
→一昨日FOMCでパウエルは「当時と今は全く違う状況(経済は強い今)なので、早急にインフレ退治をしなければならない」と発言。(も、足元では米経済が急減速している今。『そこを見ていない』とのマーケットの声多数。ゆえの米長期債・超長期債買いへと)
- ウクライナだけではなく、ベラルーシにも軍を集結させているロシア。
…ウクライナ東側からの侵攻は大きな川を超えなければならないので、ベラルーシにも軍を集結させているロシア。∴「ロシアによるヨーロッパ方面への侵攻は本気と見ても良いのでは」と三菱UFJモルガン・スタンレー証券:藤戸さん。
「8500万人の部隊派遣を検討している」のみの弱腰バイデンを試しているプーチン。ウクライナにもベラルーシにもロシアの欧向け天然ガスパイプラインが通っているので、ロシアはこれを悪用して揺さぶりをかけてくると見られる。∴エネルギー価格上昇と見られている。これによりインフレ⇑となり、FRBは一段の引き締めへと。
→米は更なる高物価(高インフレ)&米景気減速へ、と見る向き多数。(足元で急激に、個人消費と企業の設備投資が落ちてきている(∴1~3GDPは大きく下げると予想しているマーケット)。→『これでもFRBは本当に”年5回利上げ”するのか』と今のマーケット。『下値模索は2年以上続くかも』と今朝モーサテ・岡三証券:松本さん)
マーケットの「パウエルは株⇓を見ていない(株安への配慮が無い)」というムードが広がっている今、米景気は「ロシアと米の対話が継続できるかどうか」にかかっていると言っても過言ではない。昨夜NYでは、ロシアのルーブルは対$で2.09%上昇。緊張悪化懸念が和らいだ為。
…カタール・アルジャジーラ。「UAE・サウジがイエメン・フーシ派への攻撃を続けるなら、戦争の懸念が高まるだろう」
…中国4連発。シンガポール。
-
-
-
-
- リトアニアに対し差別的な態度を取る中国。
- リトアニアと中国の関係にEUが出てきて、中国をWTOに提訴。欧は台湾との関係を結んだ。しかし、中国への投資も増やす。加えて「中国のリトアニアへの態度は許せない」とも。
- 「米は去年11月の約束を守っていない」と中国の王外相。ブリンケンとの会談で。
- 原油輸入が前年比⇓5.4%。20年ぶりの減少。ガソリン車販売減少etc. が因。→∴「今後の原油価格動向に影響が出てくるだろう」と日経FT。
-
-
-
…メタ(旧FB):デジタル通貨旧リブラの発行断念へ。
金融当局懸念での意欲⇓で。世界の中銀に負けた旧FB。
よろしくお願いいたします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます