おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュースをもとに、今後の相場を予想するブログです。
〈今日の私的材料〉
- 連続で0.75%利上げ。も、”ハト”(”タカ”を拭わなかったパウエル)。
…〈Masa〉
「米政策金利が、中立水準とされる2.5%に達した(FFレートが2.5%に到達した)」とパウエル議長が述べたことにマーケットは反応したが、インフレ環境の構造的編子により中立金利水準が上昇している可能性(戦争・地政学etc. ※)を考慮すると、FEDが市場に期待する以上に(市場から)利上げを迫られるリスクは高い。∴マーケットは、株式のポジション修正と政策軟化期待(QE)の持続性を試す展開に」
※昨夜の米耐久財受注は、予想外に増加(国防(航空)が牽引)。→∴景気後退でも需要の堅調さが浮き彫りになった。
「9月FOMCの”米利上げペース減速”の手がかりを探っていたマーケットは、パウエルのハト派発言に飛びつき、『株式は大幅上昇・国債カーブはツイストスティープ・$下落』で反応。パウエルは『今後の利上げペースは経済指標次第』としながらも、適度な景気減速(自然的インフレ鎮静化作戦のFRB)によるFED軟化期待は8/25-27のジャクソンホールへ」
…今朝のBSテレ東:日経FT。7:24~の〈アセットマネジメントOneチーフエコノミスト:小出晃三さん〉は必見。
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- 年内にFFは4~4.5%に。最終的には5%と見ている。
- ”究極の逆イールド”「FF金利と米10年債金利が並ぶ」について断言などは無かったが「米金利はまだ上昇していく方向」と。
- 今の米2年・10年債金利の逆イールド(ビハインドカーブ)は、先々の景気後退示唆の意味合いが強い。
- 過去のチャートは、もう当てはまらない。
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※〈滝澤伯文さん〉「2022年は、2001年ではない。これから起こるのは、”それ”に2008年(リーマンショック)が加わったもの。過去に例が無いから、チャートを遡っても無駄」
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- ”景気後退”の時期は「1年後」の来年と見ている(早ければ今年後半にも来る)。
- マーケットが「リセッション前提」を織り込むまでは、”大底”はまだ。
- (織り込み途中には)株⇓・クレジットの不安定→「景気減速&利上げによる金利上昇」となり、→∴1980年代初頭のスタグフレーションへと(もう既になっている)。
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…米議会で半導体法案が可決された。~日経FT
→生産・開発に7.2兆円。(昨日記事参照。527億$)
→527億$のうち390億$は「米国内に半導体工場を誘致」する為のもの。インテルの他に、対米投資を決めている台湾TSMC・韓国サムスン電子に対して配る分(週内に下院で可決→バイデン署名→成立)。
…日経FT「ロシアが中国の決済網に接続」と日経FT。(SWIFTからロシアを排除した西側は、ことごとく不利な状況を招いている)
- NYホリコさん。
…マーケットは、パウエル会見中にポジティブへと。
→「”景気に陰りが見え始めた”とFRBが認めた」というマーケットの受け止めで、
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- 「”利上げ局面の終わり”が見えてきた」
- 「もう”ハードの峠(1-3月期決算のような酷さ)”は超えた」
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→∴ポジティブへと。(松井証券:今日の円高は『1年後に米は景気後退』をマーケットが見越しての円買い)
…米先行指標は全て減速を表している今。なのに、遅行指標CPIに振り回されすぎたマーケット。
→「FRBは”終わりが見え始めた”ということで、重い腰を上げるべきだ。今がその時」と。
※週内に半導体法案が下院で採決。→成立見通しや、WSJの「今後は①移民受け入れ・②再生エネに尽力すべき」との記事から来る、資金の出処問題・財政の崖問題・経常赤字問題etc. の再燃は大丈夫なのか???
…1Q(1-3月期決算)はかなり酷いものだったが(予想を上回る増益でも、とにかく売り込まれた)、2Qは逆に”かなり悪い”でない限りは売り材料とはならない今決算。
→こういうパターンが始まると上昇方向となるクセがある米マーケット。
…上院で通ったので、間違いなく下院も通ると見られている米の半導体法案(『ようやく。コロナ法案はあんなに早かったのに、コレは遅すぎる』とホリコさん)。
→中間選挙が近いが故の半導体法案だった。共和党が多い上院を突破してしまったことで、中間選挙(11/8)での共和党は不利な状況へと追い込まれてしまった。
…7月FOMC:「ハト」とはまだ言えない。
FFを2%→2.5%に持って行った。
利上げが「あと1回」となるかどうか(あとは”時間”と”幅”の問題、とホリコさん)。
…米10年債金利が下がった今日のNY(国債も買われた)。
→マーケットの”期待”の表れ。(BEIは年初水準に戻ってきてるので、10年債金利も下がらないとおかしい)
→「そもそも”コロナ要因(ヘリマネ)”でのインフレだったので、1970年・1980年と比べるのはどうかと思う」(”地政学”ワードは一切出ず)
…「JPモルガンは強気、モルガンスタンレーは弱気、とマーケットの見方も分断されているが」との質問に。
年初からの酷い相場、からの金利上昇だった(国債売り浴びせ)。既に年初前の水準に戻っているので。あとは消費者心理次第。も、これは時間が解決してくれる。”陰の極み”が4ヵ月も続いた、という歴史的に珍しい今回の相場。
- 宇野さん。
…「$高基調は今後も続くと見ている」
FRBが”景気後退作戦”(景気後退による、自然的なインフレ鎮静化作戦)に持っていこうとするのならば、”もう1回”の(強い利上げ?)し直しを入れなければならないので、∴まだ$高のピークは付けていないと見ている。
…直近の”円安”(も、日本国債10年物は0.18%まで戻った。英ヘッジファンドに勝利した日銀?)は、1997年のアジア通貨危機を連想させるが、学習しているはず。
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- 外貨準備を持っている
- 1度経験しているので、策を持っているはず
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→∴「心配ない」と見ている(学習しているはずだ、と)。
→も、「$高一辺倒」ではないとも見ている。ユーロとか。
→∴出遅れている日本はリスクが多い。
→年度末には、欧米並みのインフレ率になっている日本。∴来3-4月に日銀は利上げをしてくると見ている。
…昨日のBSニュース。
「ロシア国防相は、来月(8月)末~9/5まで、ロシア極東地域で”戦略的軍事演習(『ボストーク』)”を行うと発表。①空挺部隊、②長距離輸送部隊、③外国の部隊、が参加するとも。2018年には中国も参加」
また、ロシア国防省は「ウクライナへ派兵しているロシア軍は、ロシア軍全体の”ほんの一部”にすぎない」とも(も、民間軍事企業に”契約軍兵”を募集させているロシアの現況)。
よろしくお願いいたします。
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