おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- 米・サイバーマンデー売上高が過去最高の1.1兆円。「実店舗での買い物よりネット通販」が定着してきた米。
…今日のNY時間のISM製造業景気指数は市場予想を下回りましたが、反応は限定的、ナスダックとSP500は終値過去最高値をつけました。ワクチン開発期待&ファイザーとモデルナのFDA承認申請(クリスマス前にも実用化期待&接種可能観測)での、今日のリスクオンムード(ヨーロッパでもEU当局に承認申請が受け付けられた)。しかし、パウエルFRB議長は「経済の持ち直しが鈍化している」「中長期的に、ワクチン開発・ワクチン副作用etc. に不確実性がある」と言及しています。イエレンさんは「更なる荒廃を招くリスク。早急な追加経済対策が必要」とも。
…日本も昨日は29年半ぶりの高値をつけましたが。「携帯料金値下げ」からの物価下落での「期待インフレ率下落」が怖い日銀。しかし、「経済悪化」因だけでは、マイナス金利深掘りは無いと見られていて、「あるとすれば、円高が因」と、東海東京証券。世界的大リスクオフが起こり、金融機関危機となった時の、リスクオフ円買いでの「100円割れの円高が急激に進んだ時にマイナス金利深掘りがなされる」とも。
心理的節目の27000円が視野に入ってきた日経平均。NT倍率、東証REIT共に急伸しているここ2~3日。
…世界的な半導体需要上昇で48兆円市場となっている5G。デジタルセンターマーケットの拡大、設備投資で「来年過去最大になる」と、米国みずほ証券。来年、AMD・インテルは恩恵最高に。
…ファーウェイに対するリスト化etc. 米制裁への報復として、昨日に施行となった中国の「輸出管理法」。日本企業も対象となる懸念があるとも。品目も対象企業も何も明示していない中国に、世界は戦々恐々。
(これは、わざと曖昧にしていると見られる中国。香港国家安全維持法と同様、恣意的に運用してくると世界は見ています。中国の狙いとしては、①世界の貿易をコントロールしたい、牛耳りたい中国(中国標準の世界への浸透を狙っている)。②外交手段に「貿易経済」を使う作戦の中国。③国際的なサプライチェーンの”中国への依存度”を高める目的。⇐これは10月の五中全会で習近平が言及しています。RCEPでの習近平の参加表明も、①アジアに、貿易における「中国標準」を浸透させたい、②関税撤廃etc. で、メイドインチャイナを売り込みたい⇒故に、中国への”依存度”を高めたい、という思惑があると見られています。今年の世界の経済成長見通しも、プラス成長は中国のみで、各国はコレに乗っかりたい。(米中の貿易戦争は、「いかに相手国に依存させ、自国は相手国に依存しない経済を構築するか」が主体の、経済覇権争いだった))
&”台湾有事”を警戒し始めた台湾の超党派。米の政治空白な今、何をするか分からない⇒印・ロシアが、フィリピンにミサイルを売り込んでいる、という報道もありました。トランプがレガシーを残して去ると見られており、①イラン②台湾、に注意です。特に①のイラン強硬策は、「イランに今よりもはるかに厳しい制裁を飲ませたい」「イランの政権を転換させたい(ブッシュ政権時のアフガニスタン侵攻は、駐留米軍に石油埋蔵の分析をさせていたという裏の情報があったことから、今回も”歴史的な”を大義名分としての、何らかの”米的うまみ”があるのかも)」⇒イランの「イスラエル・米・サウジへの不信感」がより高まっていると見られています。⇒「中東危機」と表現していた(大規模衝突あるかも、と)アナリスト。故に、トランプの強硬レガシーは、就任後すぐのバイデン外交の重荷になると見られています(尻ぬぐいで)。⇒政治空白時な今の地政学リスク因に要注意。
よろしくお願いいたします。
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