前提から崩れてきたかも…

給食費の滞納のことが話題になっているね。

昨日の朝日新聞朝刊のオピニオン面に載っていた
宇都宮市教育長 伊藤 文雄 さん の投稿によると、

滞納をしていた家庭も
大多数は明確な理由や意志があって
払わなかったのではなく、
「給食を止められることはないだろう」
「学校ならば、それほどうるさくは言わないだろう」
といった軽い気持ちだったようだ

…とのこと。

実際に宇都宮市で調査してみたところでは
滞納している家庭のうちの7割は
生活困窮世帯ではなかったようです。

う～ん、モラルの低下も甚だしいよね？
親がこんな調子では子供だって気の毒です。（笑）

思い返してみれば、
僕の塾にも
裕福なくせに授業料を踏み倒す親が少なからずいたから
今どきはそんなものかもね。


それにしてもさ、
最近は企業も個人も
モラル総崩れ
じゃんね。（笑）
このままで日本は大丈夫かな？


現代社会における幸福や繁栄は
実は
個々人の“良心”が
前提となっている
はずだから、
それが危うくなってしまえば
この先どうなるか分からない気がするね。

だってさ、“良心” が当てにならないとなると
必ずしも信頼することができないわけだから、
物事を確実に推し進めるためには
それをバックアップするためのシステムを
いちいち整備しないといけなくなるでしょ？
すると、そのための手間やコストが掛かり過ぎて
社会の効率性が非常に悪くなると思うんだよ。

例えば、こんなことです。
ある組織で不正が行われたとします。
すると、
第3者によるチェック機関が設けられたりするよね？
でもさ、
そのチェック機関にだって不正がないとは言えません。
そうしたら、
またそのチェック機関をチェックする機関を
設けなきゃいけなくなるでしょ？

つまり、疑い出したらキリがないんだよ。（笑）

“良心” に基づく信頼関係のもとに
どこかの段階で疑いの連鎖をストップさせているからこそ、
社会が効率良くスムーズに動いて
僕らもその中で安心して生きていけるというわけです。


それとも

何をするにも分厚い契約書にサインをして
何にでもセキュリティーや保険をかけて
何かあればすぐに法的手段に訴えて…

もはやそういうふうにするしかないのかな？（笑）



では、今日はここまで。



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