小さなお山の先っちょで

毎日の生活の中の 興味や感動や楽しみを まったりと綴ります。

植物界の多様性〜♬

2022-08-22 | ネイチャーガーデン
今日は
紫と白の組み合わせの
涼しげな花を観ていくうちに
熱い発見?に行き着きました〜

 
カリガネソウが
ポツリポツリと開き始め

 
(別名ホカケソウ)
形もさることながら
この色合が
涼を感じさせてくれるな〜と。


 
アメリカンブルーも
白のシベが
はっきりしていて
涼しそうだな〜と。





そして、確か、
キキョウのシベも白かったと
そちらに向かいました。

 
鹿が2回に渡って
食べてくれた?ので
いろいろな段階の花が
13個ほど開いています。

ひとつひとつ見ていくと
開いた花の中の
シベの色や状態が違っているので
不思議に思い
調べてみました。

まず蕾は
風船のように膨らみます
 

そして、開きたては

 
雄しべが雌しべに
ピタリとくっついています。



雄しべが開きます。



雌しべが開きます。
(雄しべは枯れています)
私の記憶にあったのは
この状態でした。

「キキョウの花は3回開く」
と言われていて
①花びらが開く(未熟な状態)
②雄しべが開く(送粉できる状態)
③雌しべが開く(受粉できる状態)
だそうです。

ここからが
私が興奮したのですが(笑)
②③の時期をずらして
自家受粉を避け
他家受粉して遺伝子の多様性を保つ仕組みになっているとか。
大きな外的要因(異常気象や病害虫の蔓延など)が
起きたときの保険なのでしょう。

効率や確実性のある自家受粉が多いこの世界で
遺伝子の多様性を求めている
キキョウ一族を
私の見る目が少し変わりました。(笑)
(⋈◍>◡<◍)。✧♡



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