産経新聞コラム『【新響地】客員ロンドン特派員・葉加瀬太郎 心地よい音楽的な言葉』http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/090412/msc0904120345000-n1.htm
によれば、『「人々は普段からもっと、自分の話す言葉が、相手に美しく音楽的に聴こえているか、を考えながら話すべきなんです」。心地いい音楽のような語り口。そういう美しい言葉は、普段の生活でもより人の心を動かすだろう。社会のリーダーともなれば、それはもっと大切だ。』なのだそうだ。
脳科学者茂木健一郎さんのコメントである。
これを肯定的に捉えてはなりません。
筆者はこれを反面教師と捉えたい。
究極的には民主主義に反します。
音声の良さ・力で人の心を動かすといえば、かの独裁者アドルフ・ヒトラーである。この点については音声・音響学の先生方がよく研究されているので細かくは触れないが、アドルフ・ヒトラーは茂木さんが仰るような資質を備えているということです。そのヒトラーは間違った政策をこの資質を使って、ドイツ国民を扇動しました。
このような社会のリーダーが登場したとして、そのリーダーの政策が誤っていても、心地いい音楽のような語り口。そういう美しい言葉が人の心を動かすとすれば、かなり危険な事である。誤った独裁者を生む危険があるといえます。小泉元首相はそれに近かったかもしれません。
どちらかといえば、このような社会のリーダーが登場したら、懐疑的に見る国民を育て、最終的に政策内容の良さで社会のリーダーを選ぶようにしなければなりません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます