若い頃3ヶ月ごとに新聞を転がしている時期がありました。景品目当てだったのですが、図らずも各紙の違いも見えました。
一番紙面が綺麗でカラー化も早かったが産經新聞、カラー化も遅く紙面も老朽化したイメージだったのが朝日新聞です。朝日新聞を読みながら居眠りすると顔に紙面の文字が写ったものです。産經新聞は部数を伸ばすために企業努力をしていたのでしょう。朝日新聞は印刷の品質より記事の品質こそが新聞だと思っていたのでしょう。紙面も対照的なら思想も真逆の二紙でした。いくつかの新聞を比較しながら相対化して読むのもすばらしい体験でした。
結局、生涯で一番長く購読した新聞は産經新聞でした。思想はともかく紙面は綺麗な方が読んでいて気持ちのいいものです。
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