グルジアを”ジョージア”にするのは問題があると思います。
以前ブリュッセルに支社のあるアメリカ企業に勤めていましたが、その会社ではブリュッセルと発音しません。英語のブラッセルズが社内の公用語となっていてます。ブリュッセルの社員たちもブラッセルズと言うのを見て驚いたのを覚えています。彼らに聞いてみると、アメリカの会社で公用語が英語だからネ。とあまり気にしていないようでした。英語話者のコミュニティの中でで、日本人がNipponと言わず、Japanと言うのと同じでしょうか。
中国でもややこしい問題があります。厦門といえば日本ではアモイ(福建語と思われる)ですが、北京語では正式にはシァメンです。香港も日本ではホンコン(広東語)ですが、北京語では正式にシャンコンです。国際コミュニティでは慣習を重視し、アモイ、ホンコンです。
しかしグルジアの扱いは難しそうですね。
グルジアは??????? ???のようにラテン文字でも、キリル文字でも、ギリシャ文字でもないアルメニアと並ぶ独自の文字を持つ国で、西中南欧のラテン文字圏、東欧のキリル文字圏と同列に扱うことはできません。主要各国の対応を見る必要もあります。慣習も重要です。しかも政治が絡んでいる。
個人的にはグルジアのままでいいのではないかと思いますが、もし変更するならその国の実際の発音に準じたもの(発音しにくいようですが)にするのがいいと思います。
意味が同じであるとはいえ、英語風のジョージアはいただけません。
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