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北薩横断道路の要のトンネルが内部崩壊、詳細は?

鹿児島空港と鹿児島県北部を結ぶ高規格道路「北薩横断道路」は、2024年度にようやく鹿児島空港寄りの「溝辺道路」区間およびさつま町中心部をバイパスする「宮之城道路」区間の工事に着手し(2024/3/13付ブログ記事参照)、全通に向けて大きく歩を進めましたが・・・

この道路の北部の要である長さ5km近い「北薩トンネル」で内部崩壊が発生し、2024/7/25以降付近の区間が全面通行止めになっています。各種メディアの報道が先行し、肝心かなめの鹿児島県の公式サイトになかなか載らなかったのですが、2024/7/30夕方にようやく掲載されました。

https://www.pref.kagoshima.jp/ah06/hokusatsu/hokusatutonnneru.html

25日14時に通行止めが始まった時点では路面の浮き上がり程度だったのが、翌26日には内壁コンクリートの崩落に至り、27日には壁を破って大量の土砂がトンネル内に流れ込みました。トンネルのほんの一部分での現象であり、28日以降はさらなる破壊に至っていなさそうとはいえ、最悪「現在のトンネルを放棄して作り直し」になりかねないわけで、今後の推移に注目です。

迂回路は、東側数キロのところを通る国道328号です。長大トンネルではなくカーブの連続で紫尾山系を越えていますが、道路規格の面ではそれほど低くはなく、物流の代替路としては何とか機能しそうです。

付近のストリートビューはこちら

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