久しぶりに 浅田次郎

『降霊会の夜』

海堂尊に次いでこの本もハードカバーです。
なんか、やっぱ、ハードカバーは（う～ん、読んだ～！）って気がするね　

題名で想像した通り…
ちょっと…気持ちの悪い？不気味な？お話で…
読み始めた日には、ベッドに入っても気持ちよく眠りに入れなかった。
でも、すぐに寝ちゃうんだけどね　私は

『説教って言うのは、いざ始めてみると長くは続かないものさ。くどくど言えば、愚痴になるんだ』　←うん、うん、よくわかる！　私って、二ム氏に対してそうだと思う。
良かれと思って口にして…気が付くと愚痴になってる　

『時間が忘れさせてくれるか？
そうじゃあるまい。
多少は薄まるかもしれないが、時間が解決してくれる悩みなんて、あるようでないものさ』

『人間の折ふしその一言を言えるかどうかにかかっている。
破滅も再生も、別離も出会いも、折ふしの「さよなら」があってこそなんだ』　←これ、わかる　けど、私は「さよなら」じゃなくて「ありがとう」だと思う。

『別れた後で思いを募らせるのは、たいがい男性ですね。
どんなに身勝手な別れ方であろうとも。
女はいつまでもくよくよはしませんね。
きっと神様が、あらかじめそういう具合にお造りになったのでしょう。
男よりも少し強く。
子供を産み育てる分だけ、少し賢く』　←女の私が言うのもなんだけど、本当にそうだと思う。
だから『めめしい』って言葉は『女々しい』じゃなくて『男々しい』って書いてほしいんだよね～（笑）

また誉田哲也

『シンメトリー』

題名通り、目次までシンメトリーで楽しい！

短編が７編の構成なんだけど…
長編を読んだ後なので、ちょっと物足らない　かな？
でも、私的には怖い部分が少なくて、人間味があって嬉しかった（笑）

『最近漠然とだが、こういう、何でも他人のせいにする人間が増えて来ているように感じる。
だがそういう輩に限って、自分がどれほど社会に害を及ぼしているかを考えない。
社会が悪いと言いながら、自分が社会を悪くしている事には一切頓着しない。』

うんうん、本当に私もそう思う。

誉田哲也

『ソウルケイジ』

やっぱ怖いけど…面白い！

『神や仏となるとかなり違和感がる。ましてや守護霊だのなんだのははなから頭にない。
仮にそういうものがいるのだとしても、だ。
もしそれらに教えを乞うてしまったら、ある意味それは、人生のカンニングになるではないかとすら思っている』　←この考え方、面白い！

『「結婚って、どんな感じなんですか？」
「そうだな、たとえば、色の違う粘土の玉を、こう、押し合わせて、こねくり回して、また丸くするようなものかな。
その玉の中の二色の内訳は、夫婦それぞれだろう。真っ二つ、真ん中でわかれているのか、複雑に入り混じっているのか。
あるいは一色が、完全にもう一方を包み込んでいるのか…
だがいずれにせよ、外見は丸くないといけない。
二つの玉が、互いの形を崩しあって、もうちょっと大きな、一つの玉になろうとする。
すぐにそうはできなくとも、そうなるように努力する。
それが結婚であり、家庭なんじゃないかな」』　←「どんな感じですか？」って、私の大っ嫌いな質問なんだけど…結婚のたとえは素敵！

『子供は、見ていないようでいて、親の姿をじっと見ているものだ。
やはり、子供に言い訳できないような、見せたくないような行いは、子がその場にいる以内に拘わらず、すべきではないだろうな。
子供を真っ直ぐ育てたいなら、自分が真っ直ぐ生きるべきだし、
子供に自立させたかったら、まず自分が自立した姿を示すべきだろう』　←’これ、本当に正しいっ！！

と、素敵な本です。

お休みの朝

今日はお休みなので、起きたのが８時！

なんかね～、この年になっても…
時間さえ許せば何時まででも寝れる。
いつでも、どこでも寝られる。
夜中に目を覚ますのはトイレの時だけ。
トイレに起きてもすぐに寝られる。

私たち年代の人たちにとってみると、これは　『特技』　って言ってもいいと思う　

でね、話は戻って、
８時にキッチンを覗くと…
５時半に起きてカイとレンを連れて、自分も一緒に１時間（もっとかな？）泳いできたナオがパンを焼いていた。

キラがお友達の家にお泊りに行くのに持って行くんだって！

天板の上には、かわいい子犬たち！
でも…まだ…未完成。


目が付いて、一気に犬らしくなった！


焼き上がり～！


ちょっと太って…
思わず食べたくなるくらいにかわいい！

ま、パンだから…ねえ（笑）

他の丸いのはカマンベールチーズのパン！

焼きたてホカホカの２種類のパンを持って、キラは嬉しそうにお友達のお家に出掛けて行きました