雫井脩介
「鹿子小穂の冒険」の第二弾!
本のカバーの裏側に「一気読み必至のエンターテイメント小説」って書いてあるんだけどね。
一気読み!とまではいかないけど、
やはり面白かったので、
結構早いペースで読めた。
『立松は基本的に、人を好き嫌いで判断する。
嫌いなタイプは、場の空気を淀ませるような人間だ。
そういう相手とは一緒に仕事したところで得るものはないし、負のオーラに取り付かれてしまうので、近づかないほうがいいとさえ思っている』
『小穂は、なんだか、繁殖地にいるオットセイの群れに迷い込んだような気分になって来た』
『自分の無力を自覚すること。
挫折を乗り越えること。
仕事の何たるかを体得すること。
他人の仕事に敬意を払うこと。
何より、1人の足できちんと立つこと』
面白いんだけどね、
最後の場面を、もう少し長く書いて欲しいな。
もう少しハッピーを味わいたい。