林時計鋪

もちろん時計の話を中心にその他諸々を、、、

ジラール・ペルゴ 1966 林モデル

2013-04-15 | 林時計鋪オリジナル

Ref.49526-53-1207SBK6A \1,554,000(税込)


ジラール・ペルゴの時計の特徴は、質(クオリティ)の高さです。
イイ時計とは何か?
デザインが良いもの。精度が良いもの。衝撃に強いもの。防水性が高いもの。構造が複雑なもの。金できたもの。ダイヤが入ったもの…
何をもってイイ時計というのかは、人それぞれ。
精度を求めるのであれば、機械式では無く、クオーツを選ぶべきですよね。

ノモスの3針、デイト付きは20万円台。
このGPは150万円台。

この価格差にはもちろん理由があります。SSと18KWGという素材の違いだけではありません。


《ムーブメント》


GP3300


GP3300

同キャリバーですが、上がこのGP林モデルのムーブメント。違いはローター。
ジラール・ペルゴでは、プラチナ、金、パラジウムケースのモデルでは18金無垢ローターが使われています。
これもメーカーによっては使い分けをしていますが、そうでないメーカーの方が多いのではないでしょうか。



18金ローターを拡大してみると、かなり立体的に装飾されています。
コート・ド・ジュネーブ。湖の波をイメージしているとか言われていますね。湖っていうのがポイントですね。スイスは海に面していませんから。
これもスイス製ムーベメントの多くにみる事ができますが、その中でもGPはかなり綺麗ですね。ブランパンなんかも綺麗です。
はじめの画像をみて頂くと、地板には円形状のペルラージュ装飾。
どちらも伝統的な技法です。
ジラール・ペルゴ社ではこれらの装飾は手作業で行っています。

薄型自動巻きキャリバー
GP3300
径:26.2mm
厚:3.2mm
石数:27石
振動数:28,800/毎時
パワーリザーブ:46時間



《ケース》





綺麗なケースですよね。
このケース形状は個人的にすごく好きです。
言葉では上手く表現できませんが、洗練されています。
あと、ラグが極端に短いです。



《リューズ》



もちろんリューズも18KWGです。
GPのマークは彫ってあります。
これも意外と少なく、殆どマークが凸かプリントです。



《尾錠》


B/A.1653A-A53A1

薄目に作られている特徴的な尾錠ももちろん18KWG。
ジラール・ペルゴ社では、尾錠とケースは同素材に決められているそうです。
また、ラグ幅20mmに対して尾錠は16mm。
これもGPの特徴で、普通は20mmに対して尾錠は18mmが多いです。



ジラール・ペルゴというメーカーは質にこだわるメーカーです。
なかなか無いんですよ。こういうメーカーは。
真のマニュファクチュールなんです。







林時計鋪 
〒514-0028
三重県津市東丸の内19-6
TEL/059-228-3079 FAX/059-228-9948
E-mail/h-tokeiho@h-oyaji.jp

























コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする